Twitterの拡散力とシルバー民主主義

今回の大阪都構想、私はさして興味はなかった。せいぜい開票時にこんなに拮抗した投票も久しぶりだなーと傍観していたくらいである。

そんな中でも、特徴的だなと感じたことがいくつか。Twitter学類の民として、嫌でも大阪都構想のハッシュタグは目に付いた。私はTwitterデモをすべて禁止にしてしまえばすっきりする、各人がどうでもよいことを徒然に語るTwitter元来の機能が戻ると思っているのだが、言論の自由はそうも言ってられない。

若年層を取り込むにはやはりSNSである。しかしSNSの特徴である拡散機能は時に危うい。今回でいえば、毎日新聞のコスト増の報道だろう。審議は定かではないが、あからさまに誘導したいことは伝わってきた。(ところでマスメディアの役割は世論形成、誘導なんて言われているが首をかしげてしまう)

人間のキャパシティは昔からそうそう変わらないので、SNSからくる情報はどう考えても供給過多であろう。ファクトチェックも難しい。とすれば、結局真意より目立つほうが勝ってしまうという、いかんともしがたい状況が生まれてしまう。どうするべきかは考えてください頭の良い人たち。


そして最後にシルバー民主主義。要するに高齢化が進むと、投票に行く人も高齢者が多くなり、その結果高齢者優遇な政策が多くなり、さらに少子高齢化社会が進むという悪循環が生まれるよね、という話である。

これを解消するには、世代ごとに一票の重みを変えるしかないと思う。(一票という数そのものは変えられない)

すなわち、20歳の有権者が50万人、70歳の有権者が100万人いるとすれば、20歳の重みを2倍にするというように、少ない世代の一票の価値を高めれば全世代として平等だと思うのだが、いろいろ憲法とかに違反しそう……。どうなんでしょうか有識者。


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