投票先決定のため、与野党の政策を重みづけを用いて真面目に評価しようとしたら、共産党の表現規制のせいでそのやる気を失った話。

どこに投票しよう?

 近いうちに衆議院選挙が行われる。前回の参議院選では自民党山田太郎議員に投票したのだが、すべては是々非々だ。今回どこの党に入れるかはその政策を鑑みて決めることにした。ウチの選挙区は典型的な与野党決戦であるので、自公VS野党4党の構図だ。よってこの2つを比較検討する。

 評価の方法であるが、まずは自分が重要視する政策を洗い出し、それぞれに数字を振る。(各項目の数字の合計が1.0にするように調整する)そして、その項目について100点満点で評価し、重みづけ用の数字を掛けて、その合計点を算出しようという、情報学部生(文系)らしい大変有意義なものだ……だったはずだった。

 ところが共産党が「ジェンダー政策の部分で言っているのは、子どもに対する性暴力は絶対許さないということだ。児童ポルノも子どもへの性暴力だから許されないということだ。ただし、児童ポルノという言葉を使った表現規制ということに対しては明確に否定している。表現の自由を守り抜くのは当然だし、児童ポルノを無くせば子どもへの性暴力も無くなるという話ではない。どう解決していくかはクリエイターも含めて国民的に議論していくべきだ。具体的には、子どもたちや一般の人たちの目に触れないような場所に置くゾーニングというやり方もあると思うし、“こういう表現は本当にまずいよね”“儲からないよね”という合意ができれば、クリエイターの皆さんも作らなくなると思う」(ソースはhttps://times.abema.tv/articles/-/10003601)             と、石原慎太郎も泡を吹いて倒れそうなとんでもない発言をしたせいで、私がかなり重要視している「表現の自由」の項目が100点満点でー300点くらいをたたき出したため、勝負にならなくなってしまった。戦前生まれの国粋主義者のようなことをよりによってそこが言うとはだれが想像しただろう。結果が決まった野球の試合を見るほどつまらないものはないため、点数付けをやる気が失せてしまった。なので、不等号を用いた相対評価のみをやることにした。そうすれば各党の良さがわかるかもしれない。

評価ポイントと重要度

さて、私が重要視しているのは、①経済政策 ②コロナ対策 ③安全保障 ④表現の自由 である。ジェンダーやら憲法改正は、やたらと取り上げられるが私はそこまで重く見ていない。重要度を相対的に表すと、③>=④>①>>②くらいであろうか。それでは、それぞれの項目についてみていこう。

①経済政策

 これは自公>=野党4党くらいである。実は私は、れいわが言っている赤字国債発行については割と評価している。少なくとも財務省が言っている、国債は国の借金という考えは正しくないと思う。結局は国債は中銀が引き取るわけだし、中銀が引き取ることで市場にお金がいきわたるし。しかし、れいわとか共産が掲げている、全国一律最低賃金1500円というのがマズ過ぎて評価が逆転している。最低賃金を一律であげたところで、物価が最低賃金1500円基準で上がるだけである。残るのは若者や非正規雇用の人々の高い失業率だけだ。アベノミクスは失業率を減らしていたのに、なぜ逆張りするのかさっぱり分からない。というわけで、このような評価だ。

 ところでこれは完全な余談だが、ここからの経済喚起策は、一律給付金ではなくgo to のような消費喚起策が良いと思う。なぜなら、日本人には貯金癖があるからだ。何かにつけて貯金しようとする。お金が無ければ将来のために貯金するし、お金があればもっと貯金したくなる。これが失われたうん十年を作ってきたと個人的には思っているから、経済をまわすことに重点を置くべきだ。

②コロナ対策

これは正直判定不可能である。野党4党が実際の現場に立っていないからだ。しかし、これは安全保障の話でもあるのだが、自民党はアメリカと仲良くしていたためワクチンを素早く輸入できた。それが安保破棄や移設問題白紙を訴える野党にできたかは疑問符が付く。ところでコロナ対策がなぜ重要度が低いかというと、結局は国民の行動次第だからである。ちなみに私はわりと経済回しとけ派である。

③安全保障

 自公>野党4党。安保破棄は論外、それだけ。これ以上書くこともない。ちなみに私は安倍、菅総理の一番の業績はアメリカ、オーストラリア、イギリス、インドなどと良い関係を作れたことだと思う。

④表現の自由

 自公>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>野党4党。まず、立憲民主党であるが、フェミニストに屈して本田議員を揚げ足取りのような形で辞職に追い込んだのを見て、これからもジェンダージェンダーと叫んで表現規制をするのだなという印象を受けた。Twitterで蔓延るラディカルなフェミニストは大体もっともらしい理由をつけて表現規制を掲げている。あまり好みではない。タバコや日刊ゲンダイくらい。見たくないものがあるならば、視界から外して無視すればいいのだ。なぜわざわざこちらに踏み込んで、文句をつけるのだろう。自分の気に入らないものを悪と認定し、自分を正義の味方と誤認し、是正しようとする。それが世のため人のためとなるから。反吐が出るほど欺瞞に満ち溢れた正義である。                                なんだか俺ガイルみたいな書き方になってしまったが、それより厄介なのが共産党である。共産主義とは自由主義の対極であるから、根っこは表現規制だろうと白い目で見ていたのだが、まさかクリエイターを儲けさせなくすることで規制を行うとは予想外であった。というかお互いが監視し合って表現規制するとかヒトラーとか北朝鮮とかと何も変わらないんですがそれは。残念ながら共産党も表現の自由に関して明確な敵となってしまった。石原慎太郎に嚙みついた野党はどこへ行ったのだろう。結局与党の逆張りをしていたにすぎなかったということか。                       また説教くさくなってしまうのだが、表現の自由とは不快だと思う人が多い表現こそ守るべきものである。未成年が出てくるドギツイ二次元NLティーンズBLGLは顔をしかめる人もいるだろう。しかし、そういう表現こそ、守らなければならないのだ。迫害されそうな表現を守らなければ、真の表現の自由は達成できない。                                 二次元が何をしたというのだ。現実の人間に何の迷惑をかけたというのだ。そこら辺の私大飲みサーのほうがよっぽど迷惑かけてるぞと。(これは大いなる偏見) だからこそ、絶対に社会の圧力を形成させてはならない。それを推進しようとするならば票は入れられない。こういうことを言う人は、一度、「這いよれニャル子さん」を視聴して、表現の自由とはこういうことかと自覚してほしい。ああ、ヒロインニャル子は大いなる混沌であり未成年ではないから、児童ポルノでもないよ、当然。何が言いたいのか忘れてしまったが、とかくこの項目は自公の勝ちということだ。


結論

 結局自公に入れることになりそうである。比例も同じ。N国もワンチャン……ないか。選挙はお祭りなのでふざけたい気持ちは山々なのだが。これを読んだ皆様が、共産立憲以外に投票してくれることを切に願い、終わりにします。長々と失礼しました。

P.S.ところで、二次元の児童ポルノって、チルノとか該当するんだろうか。彼女多分20年以上は生きてるけど(てか妖精に年齢という概念ないんだけど)

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