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お妻と家で過ごした、どこにも行かないGW

10連休。ほぼ引きこもってゲームと映画に興じた。お妻も同じ。このあたりの価値観が同じなのは本当に幸せなことだ。お妻はなんと言っても『龍が如く』シリーズに夢中であり、クリアしては次作、またクリアしては次作を繰り返すだけのロボットになっていた。

たまに口を開いたかと思えば「おもしろいなぁあああ!!!」とか、「たのしいなぁあああ!!!」しか言わない。

それを聞きながら内心で「なんて素晴らしいゴールデンウィークなんだ。本当に黄金じゃないか」と思ったし、お妻の横で自分も思いっきりゲームをしたり、映画を見たりするロボットになっていた。

実は、こんなふうに過ごしたいとずっと思っていた我々は、GW突入前に2台目のPS4(正確にはPS4 Pro)を購入し、お互いが遠慮なく好きなタイミングで好きなゲームに没入できる環境を整えていたのだ。

そのかいあって、起床して、朝ドラを見ながら朝食を済ませたあとは、各々がそれぞれのモニターに向かってゲームの世界に入ることができたのである。

「勉強しなさい!」と言う親もいない。

「どこか連れて行って!」という家族もいない。

好きなことを好きなだけやれる大人になれていたのだ。息抜きにツイッターなどを見てみると「やることがない」「暇すぎる」「退屈だ」「仕事したい」などとつぶやいてる人もいたが、だったらその休み、ぜんぶ俺たちにくださいと思うほどに夢中でダラダラした10日間だった。

もちろん仕事が好きだと言う人を否定するつもりもないし、誰が何をやっても自由だ。でも、この10日間で見つけてしまったというか、再認識したというか、自分がどう生きていきたいかがわかった気がする。

かつて夢中になったゲーム『ぼくのなつやすみ』の絵日記にて、何もイベントを発生させずに一日を終えると「きょうはなんにもないすばらしい一日だった」と表示されることを思いだした。

当時は「あっ、やっちまった。バッドエンドじゃん」と思っていたが、その本当の意味を理解できた、最高の、本当に心から楽しめた10日間だった。

お妻と過ごしたどこにも行かないGWの思い出をここに記す。

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