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自主企画・個展開催の仕方③制作物を全てリスト化する

2024年12月に京都で個展開催をする、ぜんばやしです。

自主開催の場合、どのように準備していくのか?
を企画している現場を、ほぼリアルタイム発信しております。
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個展準備の段階三つ目になりました。

①個展のコンセプトを決める
②開催会場を決め、予約する

が終わったら、次は何が必要なのか?
というところを書き出してみます。

大枠で考えてみると
1・展示する作品
2・作品を展示するための器具(什器)
3・接客するために必要なもの
4・展覧会の宣伝のために必要なもの

になりますね。
自主企画なので、

展覧会やるよ〜〜!

と、作品作りつつ、
宣伝活動も同時進行で、自分でやらないといけないんですわ。

作品作るの、もちろん凄い大事なんですが、
せっかく素晴らしいものを作っても

宣伝しないと誰も来ないんで(汗)。

これが、実際やると、結構キツい(苦笑)。
はっきり言いましょう。
実はこれ、プロモーター入っても一緒やし。

企画催事だろうが、企画画廊だろうが、
お客さんは自分で呼ぶ!
これが基本。

手伝ってくれる人がいたら、
どんどんお願いしていくのは、めっちゃ大事ですが
まずは自分で全体像をイメージです。

自分で作り上げるスタンスが大事かと。

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では順番に説明していきますね。

1・展示する作品
2・展示什器

作品については、作る物量とかは
展示会場の空間の広さから逆算で大体の数を出します。

2の什器に関しては、
結構、作品の見栄えに直結するので、
よく考えるべきところ。

結局、
どれくらい予算かけられるか、
毎回。悩ましい。

展示会場がどれくらい、器具を貸してくれるか、
そこのところも考えて
会場選びをするのも大事になってきます。

今回の私の場合、
服や帽子の展示会なので、

・作品の展示台
・姿見(全身が映る鏡)
 が最低限、必要。

作品の展示台って、
今はインターネットで検索すれば
バラでも専門のものを
買ったり借りたりできるかもですが

これから一生、「作家」として
やっていくつもりなら、
この什器そのものも
考えて発注することになると思います。

私はラッキーなことに
最初の展覧会の時に
知り合いの作家さんに発注して
作ってもらうことができましたが、

当時でも10万以上払った記憶があるので
それなりの予算見積もりは必要です
(ずっと使ってるから、結果格安になった)

頼んだ作家さんが商用什器のデザインもする方だったので
普通、大きい展覧会の什器などは
一回毎に廃棄前提で作る!
のを聞いてびっくりしたのですが、

個人作家の場合は
その什器を使い回す前提になると思うので
収納とかも考えて準備・入手することをお勧めします
(私の場合はバラせる形で
デザインして作ってもらった)

また、会場の壁がどういうものか?
で変わってきますが
レール状の吊るすフックがある場合は

絵画展示用のワイヤーまたはテグスを
用意すると(ホームセンターに売ってる)、
説明パネルを吊るすことができます。

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3・接客するために必要なもの

具体的に何か、というと

・芳名帳と筆記具。

私の場合は作品を実際、
手にとってみていただきたいので、

・姿見の脇に、手荷物台(椅子でOK)。

やっぱり貴重品とか入ってると
目の届くところに
手荷物を置きたいもの。

台をどこに置くか?も考えて
展示の仕方は決めます。

お客様の動きをよく考えて
配置しないと、

せっかくお客様が
見に来てくださってるのに、
手にとって試してもらえない。

服とか帽子とかって、
手に取るだけじゃ、
本当のところは分からないんですよね。

帽子なら、実際に被ってみる。
服なら、身に纏ってみる。

そこまでしないと、その作品がどういうものなのか?
は伝わらない。

お店の場合は、
「買う」プレッシャーがどうしても出る(笑)けど
展覧会の場合はいろいろ試して、
お客さんに面白がってもらうのが目的。

作品を身につけてもらってる姿をみると
作ってる方も
色々発見があるんですよ。

そしてベストマッチが起こった時に
作品は必要な人の手元に
いくもんだと思ってます。

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4・展覧会の宣伝のために必要なもの

グラ要するに、展覧会案内。

昔は印刷物で郵送、
しか方法がなかったので
その方法が主流でした。

今は、
インスタなどSNS発信で
告知ができるようになったので、
非常に楽になったかなと。

メールやLINEでお知らせしてもいいし。

案内状って、
今みんな送らないから、
送ると逆にインパクトがある

という意味では、目立つためにはいいかもです。

しかし、
一昔前(2〜30年前だ!)
に比べて格安になったものの、
印刷物はコストが凄いかかるんですよ・・

・案内状を作る
・案内状を郵送する

このそれぞれに労力とお金がかかるわけで。

案内状を、
プロにデザインしてもらう場合、
案内状に使う写真は別に用意することに
なると思います。

写真撮影用作品を作る

写真を撮ってもらう

案内状を作るデザイナーに
テキスト(展覧会情報と載せる文章原稿)と
写真を渡す

完成したグラフィックを使って印刷
(デザイナーさんにまるッとお願いもできる)

出来上がった印刷物を
郵送(宅急便のDM送付かどちらか)

ザクっと言って
こういう流れになります。

これ、
別にメールやLINEなどで
お知らせするにしても

グラフィックは必要になるので
大体の流れは同じかな〜

以上を踏まえ、
紙に一つずつ準備物を
書き出していきます。







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