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わがままとこだわりの境界線
転職活動ってなると「軸」なるものが大切になる。
他者評価も大切になる。
初めて転職に踏み切ろうと決めた時、わたしは自分の性格のこだわりの強さを弱点と認識して(今も弱点だと思う)、他社評価を優先して考えた。
やってきたことを見て、転職理由を伝えて、オファーしてくれて、譲れないこだわりとして、価値観を落ちてもいいと伝えて「うちにぜひ」と言ってくれたところに飛び込んで。
蓋を開けたら、価値観の本質的なところが、面談者と環境で乖離がすごかった。
“普通”の生活がしたかった。
昼と夜なく働くのは身体が限界で、これができるなら1社目でまだやってただろうなと思う。
転職先は、出張がないだけで変わらないくらい激務だった……。
なにより、仕事に誠実であろうとすると、違う感じらしかった。
自分の健康もまた不調になってしまうところに、実家の親も思わしくなく手伝いに行かれる、せめて土日だけでも、金曜の夜から、介助にかけつけてあげたい、という状況になってしまった。
(とはいえ、コロナのせいで思うように帰省もままならないんだけど)
そんなにわがままなことだろうか。
8時前から、相手のある実務が21時や22時まで分刻みに詰め込まれ、そのあとやっと事務処理に着手できる状況が毎日続くことが、無理と根をあげてしまうのは、わたしができなさすぎるだけなのだろうか。
クライアントへのチェックバックや制作物を用意したり、試験勉強もして、土日も消える。
時に土日でもクライアント対応が突然起きる。
約半年ずっと。
繁忙期に数日集中的に終電が続くのと、わけがちがった。
転職理由で「そういう働き方はもう身体がついていかなくて」と伝え、「そんなことは絶対ないから」という話だったが、現場は部長クラスまでこんな感じだった。
特に女性社員が、その部門に定着していないのもむべなるかなだった。(転職面談時には「いる」とのことだったのだが)
四半期に一度、繁忙期に終電帰りが続いてしんどいなー。
そのくらいで、全力投球したい、はわがままな軸なのだろうか。
この歳で、こんな専門性以外へという難関ハードモード転職活動しておいて、ワークライフバランスとか言ったらあかんのだろうか?
派遣会社でも使ってもらえなかったら、アルバイトかなー?
それもまたいいよなー、と感じる。
世間的にどうかじゃなく、ただ健やかにありたいんだなー。
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