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2月に読んだ本と一行感想その1(エッセイ、お金、子育て、歴史など)

タイトル通りです。

1.『この話、続けてもいいですか』(西加奈子)★3
 西加奈子の初エッセイ。期待値が高すぎた。著者自身もあとがきで言っているように、「よっしゃ変な顔して笑かせたろ、あかんかったらお尻出そ」みたいな文章。爆笑したい時に読む本です。

2.『東大生を育てる親は家の中で何をしているのか』(富永雄輔)★4
 こういう本は避けてるんですが、珍しく良本。
 実体験と照らし合わせて72%くらいはあっている気がします。「別に東大に入れるくらい勉強してほしいとは思わない。面白い人間になってほしい」と思う親御さんにもおすすめの本。

3.『一生モノの副業 この1冊でわかる大学講師のなり方』 ★1
 いつか大学講師とか副業でやってみたいなーと思い読んでみましたが、今の僕には早かった本。書いている内容がつまらないわけでは決してない。むしろいいと思います。

4.『つくおき』(nozomi)★4
 オススメ。「1週間分の料理を土日に作り置きしよう」という料理本。「平日は忙しくて帰ってからご飯とか作る体力ない、でも手作り料理は作りたいし食べたい」「細かくマルチタスクをこなすより一度にバーっと取りかかる方が好き」みたいな人にオススメ。これで料理できるようになりました。

5.『仇討禁止令』(菊地寛)★3
 実は初、菊地寛。文章が柔らかすぎず固すぎずですーっと入ってくるのがいいですね。過度に感傷的にさせようとしたり、変なテクニックみたいなものを使わないところもとても心地いい。「自分が殺した男の娘を娶るわけにはいかない」という倫理感がさっぱりしていて良い。

6.『ラットマン』(道尾秀介)★4
 いいから読んでみろ。

7.『日本人のための日本語文法入門』(原沢伊着夫)★4
 外国人向けに日本語を教えている著者が書いた本。例の「『象は鼻が長い』の主語って何?」ということが気になる人にはオススメ。日本語には自動詞がとても多いというのは日本人の考え方を表していていると思います。

8.「片腕」(川端康成)★1
 日本文学界公式ど変態の川端先生の名作。

9.『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください』(山崎元)★3
 めっちゃ具体的でびっくりする。「楽天証券かSBI証券がいいよ」と固有名詞もバンバン出てくる。投資とか気になったら一度目を通してみるといいかも。

10.『お金の流れでわかる世界の歴史』(大村大次郎)★3
 僕は高校時代全く世界史を勉強していないのですが、その知識量からするとわりと知らない話ばかりでした。マグナカルタで「王は勝手に税金を決めてはならない」といった結果どうなったかとか、イギリスが第一次世界大戦前まで世界最大の石炭産出国だったとか。大学受験で世界史をやる人にとっては常識なんでしょうか。


 一旦ここまで。

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