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歌のチカラを間接的にもらった思い出。

最近のごちゃごちゃが、思いのほかいい方に向かっていることがわかった今日。本格的に動き出さねばならないことになった。
だから今日は音楽を聴きたくて、いろいろ漁っていたら名盤に出会った。うれしい。毎日聴きそう。どうやら私はうれしいことがあると音楽を聴きたくなるようだ。

そのついで、といってはなんだけど、もっともっと元気をもらいたくて久しぶりに聴いたウルフルズの『暴れだす』。今の気分ではあるけど、今の心にはフィットしなかった。表現が難しいけどそんな感じ。なんというか、年取ったのかな…と思ったり。好きだけどさ!でも最近の彼らの方がフィットしたなー。いいねー最近のも。やっぱり好き。いいバンドだ。(何様)

そうだ。思い出した。
だいぶ昔に行ったウルフルズのライヴでの出来事。
『暴れだす』のイントロが流れた。その日はラッキーなことに5列目辺りの席だった。ステージのライトがバッチリ届くような距離で、もちろんライブ中は己のことで精一杯だった。楽しみまくっていた。そこに静かなイントロ。かみしめて聴こうと思った。
ステージの明るさが私の席の辺りまで広がっている。ということは私よりも前列の人間がはっきりと見える。斜め前の前の席くらいに私より確実に若い男の子がいた。イントロからしばらくは私も『暴れだす』のストレートな思いに胸が熱くなり聴き入っていた。2番が始まった辺りから周りを見渡す余裕があったのか、視界に入り込んで来たのか。その男の子が涙を流していた。曲が進むにつれ、どんどん泣いてゆく。最終的に嗚咽が聞こえそうなほどの号泣とわかった。

すごく泣いていたんだ。
人目なんか気にせず、ここは自分の部屋かというくらい。
歌のチカラに思いが溢れてしまったその姿のチカラ。
私も泣けてきた。
姉か親の気持ちになったのか、間接的に泣いてしまった。
正しくないかもしれないけど、いい時間だった。

とてもいい時間だったんだ。

今日見つけた名盤については後日話すことにする。

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