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PT柔整なら知るべき腰痛の原因を4つに分ける考え方 ⒈椎間関節編

今回は腰痛は腰痛でも『非特異的腰痛』に関して書いていきたいとおもいます。

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非特異的腰痛とは、画像診断では原因が分からない腰痛の事を言います。これがなんと、80〜85%を占めているのだから大変な事です。

私たち治療家は医師と違い、治療出来る症状は限られます。

医師には医師しか出来ない医療を、
PTや柔道整復師などの治療家には
治療家にしか出来ない医療を提供する事が1番患者さんの為になると考えています。

特異的腰痛ではOpeや薬剤治療の適応になる事が多いので、医師に任せましょう。

非特異的腰痛は治療家の出番です。

あなたは何となくマッサージと電気、そして温めるだけになっていませんか?

これでは治療家と言えないでしょう。

そんな治療とはおさらばして、一緒に高みを目指しましょう!!

この記事を読んで頂くと、こんな知識が手に入ります。

・どこを痛めたか、なぜ痛めたかが分かる
・腰痛を改善できるようになる
・患者さんに自信を持って症状を説明できる
・腰痛治療が楽しくなる

今回のpart1では腰痛を4つの原因を発表し、まずその中の1つの原因を解説していきます。

今後残りの3つの原因もご紹介していきますのでよろしくお願いします。

それでは、張り切って行きましょう❗️

腰痛の4つの原因

非特異的腰痛は、基本的に4つに分けられます。

次の4つ原因を評価で見極める事が出来れば、的確に治療する事ができます。

①椎間関節性
②筋・筋膜性
③椎間板性
④仙腸関節性

治療というのは、技ではなく評価にあります。
評価なくして治療は出来ないのです。

part1では、『椎間関節性』の腰痛について解説していきます!

椎間関節性腰痛 『どこが痛むか?』

椎間関節性腰痛

椎間関節は腰椎の屈曲を行うと関節が離れ、伸展すると近づき圧縮ストレスがかかります。

椎間関節性の痛みが生じる際には伸展時に症状が出ることがほとんどです。

さらに伸展+回旋を行うことで、椎間関節により強いストレスを与えることになります。

しかし、伸展や伸展+回旋の動作で痛みが出たとしても椎間関節由来に腰痛だとは断定できません。

なぜなら、脊柱起立筋群にも圧縮ストレスがかかっているからです。

このままでは、どちらが痛みを出しているのかがわからないので、正確な治療が行えません。

そこで、必要なテストがあります。

椎間関節鑑別テスト

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