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顎関節と股関節の連動3パターン

私たちの体は、予想以上に連動して機能しています。一見、直接的な関係がないように見える部位同士でも、実は密接に連携しているのです。今日はその中でも顎関節と股関節の興味深い関係について掘り下げてみましょう。

顎関節と股関節の連動には3パターンあるので見てきいましょう!

パターン①下顎の後方偏位と股関節の内旋


下顎が後方に偏位している場合、これが股関節に影響を及ぼすことがあります。具体的には、股関節が内旋しやすくなるのです。股関節が体に対して内旋する動きを指します。頭部が前方偏位している場合は下顎が相対的に後方に位置することになるので姿勢が悪い方に多いパターンですね。

股関節の外旋制限によって起こる弊害

・Knee inしやすくなる
・大腿四頭筋にストレスがかかりやすい
・梨状筋にストレス

パターン②下顎の側方偏位と股関節の内転


例えば下顎が左側に偏位すると、左股関節の内転運動が優位になります。股関節が体の中心線に向かって動くことを指します。これは、左の咬筋が緊張してくることで下顎が左に牽引され側方偏位するメカニズムです。
よく片方だけで噛んだり、頬杖をついていたりすると下顎の側方偏位が起きやすくなりますね。

股関節の外転制限によって起こる弊害

・歩行時に臀部筋や大腿筋膜張筋にストレスがかかる
・トレンデレンブルグ兆候が出現しやすい

最後にパターン③の解説です!

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