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〜サウナで人生が変わりました〜

〜サウナで人生が変わりました〜
(すごくキラキラしてる。)

そんな美談は信用してはいけない。

確かにサウナにハマれば人生は変わる。

良い意味でも悪い意味でも。

私はサウナという沼にどっぷりとハマり抜け出せない。

本日はそんな私の決してキラキラしていないリアルな「サウナで人生が変わった体験まとめ」を紹介したい。

では行ってみよう。

・友達が減った
私には友達が沢山いた。
しかし今では彼等と遊ぶ気にならない。
彼等と遊んでもサウナに行けないからだ。
お洒落なランチ、ショッピング、インスタ映え。正直どうでも良い。

私にとっての1番の映え写真は温浴施設の看板だ。

今では誰からも連絡が来なくなった。

・旅行に行ったらサウナに行きたい
私は毎年高校時代の友人達と旅行に行っていた。しかしコロナ禍の影響もあり、ここ数年は行けていない。

幹事はいつも私な訳だが、どうしても企画する気になれない。

コロナ禍は終わったはずだ。

しかし、今の私はサウナ付きのホテルしか行きたくない。夜な夜な人生ゲームを楽しんでいたあの時間は良い思い出だが、そんな時間があったらサウナに入りたいし、サウナ後はサ活を書かないといけない。

今の私には友と語り合う時間は存在しない。

・家族旅行でもサウナに行きたい
知らない土地に行けば、知らないサウナがある。それが例え家族旅行だとしても、その欲求を抑えることは出来ない。

私は妻にお願いした。

「1泊で良いので私にホテルを予約させて下さい。」

因みに妻は旅行業務取扱管理者という国家資格を持つ旅行のプロだが、私の思いを汲んでくれる良き理解者だ。

私は迷わず予約した。

「スパランド ホテル内藤」

・家事をとてつもなく頑張る
私の息子はまだ幼い。
だから家族を置いて夜な夜なサウナに行くのは後ろめたい。

だから私は自分のこの「後ろめたさ」を少しでも軽減する為に家事を頑張っている。

掃除、洗濯、食器洗いは私が全て担当している。休日の日中は家族の行きたい場所に連れていく。

意見は絶対に言わずに妻に完全服従だ。

サウナに行く為には努力が必要だ。

これを完璧にこなすと「後ろめたさ」は無くなり気持ち良くサウナに行ける。

そして妻は私がサウナに行く前に必ずこう言ってくれる。

「今日もありがとう。サウナ行ってきな。」

どうやら妻も楽が出来て嬉しい様だ。

・Instagramを見なくなる
ヘビー級のサウナーはTwitterとサウナイキタイに存在する。(偏見)

だから私はInstagramをたまにしか見ない。

最近では私の友達もサウナに行き始めているが、いきなりテントサウナでととのってしまっている訳だからキラキラし過ぎてイライラする。

まずは近所のサウナに通いまくれ。

テントサウナは応用だ。

まずは基礎からしっかり固めなさい。

これは人生にも重なるが基礎は大事だ。
基礎をなくして応用は絶対にない。

しかし、私にだってライトな部分はある。

ライト層が増えるのは決して悪いことではないので、私がInstagramを見なければ良い話だ。

だから私はInstagramを見ない。

・転職活動の基準がサウナ
私は毎週月曜日に東名厚木健康センターで開催される熱波師SSK氏による爆風ロウリュに3年近く通っている。

なので転職活動をする際には月曜日の19時30分までに東名厚木健康センターに辿り着けるかが最大のキーとなる。

そう選択肢は確実に狭まるのだ。

月曜日の爆風ロウリュだけには絶対に参加したい。

これが私の本音でありライフラインなのだ。

そして私はその基準を前提に転職したが、給料は大幅に上がったが、上司からパワハラを受ける毎日。

絶望だ。

でもそんな会社にも良いところはある。

私がいつも行くサウナの福利厚生があり無料なのだ。

これは確実に私が転職を決めた最大の要因だった訳だが、私は今転職活動を再開している。

先人の体験は最大限に参考にして欲しい。

そう私を反面教師にするのだ。

「転職活動をする際にはサウナのことは忘れろ。」

サウナをしている時間より仕事をしている時間の方が圧倒的に長い。

サウナがその仕事に対する絶望感と苦痛を軽減してるくれるとでも?

だから私は嫌いなんだ。

キラキラしたサウナ体験が。

サウナは何も解決してくれない。

サウナには安らぎだけを求めろ。

後は自分で頑張れ!!サウナに逃げるな。

・サウナ仲間が出来た
これは私にとって最大の財産だ。
始めはいつも1人だった。

1人でサウナに行っては、いつも顔を合わせる常連さんの「あだ名」をつけては楽しんでいた。

その中でも私の傑作は「ホテルの支配人風のモロ師岡さん」。アーバンスパに毎日通う「ルパンさん」。東名厚木健康センターのスタッフの「峯田君」。

今では常連さんの間では誰もが呼ぶ呼称だが私が名付け親だ。

しかし、そんな話は今はどうでもいい。

1人で東名厚木健康センターに通い続けた私には今では多くの仲間がいる。

皆かけがえのない友達だ。

少し孤独を感じたり、寂しい時、上司からパワハラを受けた時。

彼等はいつもそこにいる。

連絡先もほとんどの人と交換していない。

未だに本名を知らないからSNSのアカウント名で呼び合う仲だけど、確実に今私が会っている登場人物の中で皆上位にランキングされる紛れもない友達だ。

連絡先は知らないからTwitterのDMでやり取りしながら休日にはサ旅へと繰り出す。

友達の概念を覆えしたと言っても過言ではない。

本名も連絡先も知らない仲だけど、敢えて皆聞きはしない。

それでも休日にはサ旅に行ったり、いつもの施設で酒を交わす。

きっと皆こんな距離感が気持ち良いんだ。

だってどうせ、東名厚木健康センターに行けばいるんだから。

私達はきっと死ぬまでSNSのアカウント名で呼び合うだろう。

これはきっと新たな友人の形なのかもしれないが、死ぬまでには皆の本名ぐらいは聞いておこうと思う。

One Love.

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