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花粉症を克服した話

昨日、とある交流会でこの話をしたら皆さんに驚かれたので、本業とは関係ないのですが、書いておきます。

私は物心ついた頃には花粉症(アレルギー)でした。
幼稚園の頃にはいつも鼻水を垂らし、それを洋服の袖で拭うものだから、袖の部分はいつもテカテカ。
小学生の頃にはティッシュを使っていたら際限なく使ってしまうので、鼻水専用のガーゼハンカチで鼻を拭き、それも授業が終わり、帰る頃には絞れるほどにぐちゃぐちゃになっていました。
もう50年以上前の話です。
アレルギーを抑えようと、抗体の注射は何年打ったでしょう。
鍼治療もしました。
薬も手放せず、抗ヒスタミン剤やステロイド系の薬も飲んでいました。
ステロイドの注射も打ったことがあります。

つい10年ほど前まで40年以上そんな状態でしたし、自分はそういう体質なのだと思っていました。

そう10年ほど前までは…。

その頃、妻が病気になりました。
紅皮症と診断されました。
首から下の皮膚が赤く腫れ、ボロボロと表皮が剥がれ落ち、ひどい痛みと痒みにさいなまれ、シャワーを浴びることすら苦痛、ガス台のヤカンのお湯を沸かす火ですら側に寄るとその熱で痛みを感じます。
はたで見ていても可哀想でなりませんでした。
洋服は衣擦れがしないものを探し、極力刺激の少ない素材を選んでじっと耐えるように治療をしながら過ごしていました。
妻にとっては地獄の日々でした。

治療をしてもなかなか改善せず、もうなんでも試してみようと、自然療法の本も読み漁りました。
その中で、乾癬の治療を自然療法で直すという本に出会いました。30年以上前の本だったと思います。
原因の一つは小腸にある器官なので、食事療法で改善できるというものでした。
ルールとしてはナス科の野菜(トマト、茄子、じゃがいも等)を摂取しない。
化学物質を摂らない。
菓子類は食べない。甘いものは焼き芋などの野菜にするなどなど。

本人だけにそれを強いるのは、可哀想なので、子供の食事は別にして、夫婦2人でしばらくそういう食生活に変えました。
台所に立つのが苦痛な妻の代わりに食事はほぼ私が作っていたので、工夫はいくらでもできました。
(ちなみに、砂糖は上白糖はやめてきび糖や甜菜糖に変え、塩も食卓塩は使わず天日塩にも変えました。もちろん醤油や味醂も別のものが入っていないものに変えました。)

これで、すぐに効果が出てくればよかったのですが、妻の症状は残念ながら簡単には良くなりませんでした。
でも、少しづつ少しづつですが、病院での紫外線治療などのおかげもあって、皮膚は再生を始めていました。
食事療法が妻に効いていたかどうかは正直わかりませんでした。
少なくとも身体には悪くないだろうと続けていただけです。
最終的に普通の生活ができるまで半年以上かかったでしょうか。
もはや、あまり覚えていません…。

さて、ここからが本題に戻ります。

ただ、そんな生活をしていて、ふと気づくと、その年、私は花粉症の薬を一度も飲んでいないことに思い当たりました。

1ヶ月ほどで食生活を元に戻し、ナス科の野菜を摂ってもそれは変わりませんでした。
花粉症はひどくなりません。

ただ一つ食生活で変えなかったのは、極力、化学調味料を使わないというルールでした。

花粉症の症状はでて、鼻水が大量に出る、くしゃみが連発する、そんな時は
「あれ?昨日何食べたっけ?」と考えます。
すると大抵、添加物の多く入った食べ物を食べていたことに気づきます。
「あー。あれ食べちゃったから症状が出ちゃったんだ」と。

その後の数日は添加物を避け、腸内環境を元に戻すべき、食事に変えます。
ごぼうや発酵食品、ヨーグルトなどを積極的に摂るようにします。
三日もすると症状は治ります。

花粉症にはヨーグルトがいいとか、〇〇が効く…とかいろんな食べ物が言われていますが…。
花粉症を克服する上で、一番大事なのは、添加物を体に入れないことだと私は知りました。
誰もそのことに触れないのは、商業主義のこの国において、それは絶対触れてはいけないブラックボックスなのかもしれません。

何が悪くて、何が悪くないとか、細かいところは私にはわかりません。

結果として、そういう食生活に変えたら、花粉症で苦しむことが、ほぼなくなったということです。

私の体験を裏付ける根拠となりそうな本を下記に紹介しておきます。



この記事が、どなたかの参考となれば幸いです。

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