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おすすめ「フレンチ・ポップス」3選

ウィキペディアによると、

フレンチ・ポップスまたはフレンチ・ポップは、通常、日本ではフランス語によって歌われるポピュラーソングのことを指す。フランス人が歌う曲に限定されてはおらず、フランス語圏であるフランス、ベルギー、カナダのケベック州出身歌手の歌うポップスもフレンチ・ポップスに含まれる。

今回、ご紹介するのは、1960年代に日本でもヒットした3曲であります。かなり、個人的な趣味が反映されていますので、ご勘弁の程を。

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■フランス・ギャル「天使のためいき」(1966年)

フランス・ギャルといえば、1965年にイタリアで行われた第10回ユーロビジョン・ソング・コンテストで優勝した「夢見るシャンソン人形」が超有名ですが、私はこちらのほうが好き。編曲にかなり工夫があります。イントロから軽快に馬に乗って走っているような疾走感があります。間奏のストリングスの入れ方も絶妙。1960年代のアメリカのガールグループの特徴を換骨奪胎し、シャンソンのエッセンスをちょちょいとふりかけた名曲です。

作詞・作曲は、奇人変人天才秀才のセルジュ・ゲンズブール。自分の監督する映画に娘を出演させてバストトップまで見せちゃうロリコンおやじである。だが、才能はある。作詞作曲、映画監督など、とにかく多才なおっさんなのがゲンズブールなのである。目がスケベなのがいいやね。

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■マージョリー・ノエル「そよ風にのって」(1965年)

小学生の頃、我が家に「オルシボ」という松下電器製の扇風機がありまして。この曲の中で「オルシボ♬」というフレーズが出てくるんですね。調べてみたら、フランス語で「風」のことを「オルシボ」というらしいのですが・・・最終確認は取っていませんので間違っていたら、ゴメンナサイ。

ウィキペディアによると、

ノエルはパリ出身で、1964年にレコードデビューした。翌1965年3月20日にイタリアのナポリで開催された第10回ユーロビジョン・ソング・コンテストに出場し、『Va dire à l'amour』(日本語題『慕情の季節』)を歌い、出場18組中9位となった。

ウィキペディアには、「日本テレビの公開収録変身ヒーロー番組『突撃! ヒューマン!!』の主題歌は本作をモチーフとしている」と書かれていますが、モチーフと言わずに「パクった」と書いたほうが良いほど、そっくりです。森岡賢一郎、やるな。

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■シルヴィー・ヴァルタン「アイドルを探せ」(1964年)

もう、説明がいらないほど、洋楽ファン、オールディーズファンには有名すぎる曲です。間奏のストリングスは「お見事」の一言に付きます。

ウィキペディアによると、

17歳でデビューし、当初はアメリカン・ロックのフランス語カバーを歌う。ハスキー・ボイスと容姿やファッションで一躍若者のアイドルとなる。1963年、19歳で初渡米。アメリカ・ナッシュビルのRCA本拠地で国内外で大ヒットとなる「La plus belle pour aller danser(踊りに行く一番の美人)」(邦題「アイドルを探せ」)収録のアルバム第3作「Sylvie à Nashville」をエルヴィス・プレスリーのオーケストラやコーラスとともに直接同時録音。

で、この曲をタイトルにした「フランス映画」があるのですが、主役はシルヴィー・ヴァルタンではありません。なんか、よくわからない若い男女がダイヤモンドの入ったギターを探し回るてんやわんやの物語であります。この映画、本当の主役といえるのは、シャルル・アズナヴールです。シャア・アズナブールではありません。シャルルのほうです。最後の最後に登場して、自曲を歌い上げ、美味しいところをすべて持っていってしまいます。未見のかたは、ぜひ、ご覧になってください。でも、このシャルルの「思い出の瞳」って、日本人受けしそうな良い曲なんですよね〜。

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それでは、これに懲りずに、また次回。

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