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私の愛する「日本映画」「日本のアニメ」「テレビドラマ」。

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私のスキな日本映画、日本のアニメ、日本のテレビドラマをご紹介いたします。かなりマニアックです。
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#邦画

和歌山カレー事件・ドキュメンタリー映画『マミー 』情報解禁

 和歌山カレー事件をテーマにした初のドキュメンタリー映画が公開されることになった。配給会社から10日、発表・情報解禁された。タイトルは『マミー』。8月3日から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラム、大阪の第七藝術劇場など全国で順次公開される予定。  「和歌山毒物カレー事件から26年目の挑戦」と銘打っているように、事件が公式的に映画化されるのは初めて。林眞須美さんの長男氏は「カレー事件の現在がしっかり描かれているこの作品を通じ、実状を広く知っていただきたいというのが本心だ。

『自分の人生は自分だけのものですから』

【ある男】2023年の日本アカデミー賞、最優秀作品賞に選ばれています。他にも最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀主演男優賞、最優秀助演男優賞、最優秀助演女優賞など、この年のアカデミー賞で多くの部門で受賞している作品です。原作は平野啓一郎さんの小説になります。 あらすじを読んだだけで、面白そう!と思っていたので、鑑賞できて良かったー\(^o^)/ 里枝(演∶安藤さくら)は離婚して息子を連れて、横浜から実家のある宮崎に移住してきたばかりの女性です。そこで谷口大祐(演:窪田正孝)と

「ある男」自分以外の人生を歩みたくなる時。

他人の人生と交換したくなった事はありますか? 私の答えは「YES」である。 誰でも一度は思ったことがあるのではないだろうか。 その数奇な運命を辿るヒューマンミステリー。 何の気なしに鑑賞した、 映画「ある男」 あらすじは以下の通り。 持って生まれた、残酷すぎる人生やレッテル。 一度踏んでしまった靴底についたガムのようにずっと離れない。 私と結婚したあの人は一体誰?  「ある男」窪田正孝演じる谷口大祐。 彼が亡くなり、彼の半生を辿る。 他人に成りすまして

東宝「赤頭巾ちゃん気をつけて」を鑑賞する。1970年安保で、東大は受験中止。そんな社会的なことよりも、主人公は恋人のことで頭がいっぱい…楽園じゃねえか!

・・・『赤頭巾ちゃん気をつけて』(1970=昭和45年、監督:森谷司郎)。 . 原作は、芥川賞を受賞した庄司薫の同名小説(1969年)。世は、東大安田講堂事件などの学生運動の嵐か吹きすさぶ1969年の2月9日。 その日の朝、日比谷高校に通うノンポリ受験生、薫は、志望していた東大の受験が流れることを知る。 そして同時に訪れる、愛犬の死。 そのとき薫は不注意で足の爪を剥いでしまう。幼馴染の由美、東大に通っていた次兄の元恋人の女医、クラスメートで文学青年の小林らと薫が過ごす、

相米慎二監督「ションベン・ライダー」のDVDを鑑賞。2回目だが、これほど凄まじい映画だったとは!

前回DVDで観たときは、うかつにも眠ってしまったので、今回はブラックコーヒーを手に。。。 ・・・完成したら4時間になったので、泣く泣く相米監督が2時間にまで切ったので、ストーリーでわかりにくいところが多々ある。 冒頭の寺田農夫婦の借金話なんか、ゼッタイに不要。あの5分は切るべき。そのかわりに、メインストーリーを増やすべきだったと思います。 ◆◇◆ 主人公たちのなかの「いじめっこ」=「デブなが」の父親が自営で薬剤師を営んでいるのですが、それは表の顔で、裏では「覚醒剤」を

「お尻映画祭」で、岸田森&神代辰巳のポルノ映画が、初期ゴダールが撮った「エマニエル夫人」との高い評価を得た!

「黒薔薇昇天」は、岸田森&神代辰巳版の「エロ事師たち」ですね。 岸田森のインチキっぽい関西弁がいかがわしさを際立たせてます。クライマックスで、真っ裸の岸田森が女性とドッキングしたまま、日本家屋の廊下でローラースケート履いて行ったり来たりするシーンはたまりません。 原作は藤本義一やね、ケイコちゃん、どう思う? わからんか、そうか、ではCMです。 ・・・・・・・・ 2018年には、「お尻映画祭(Festival du Film de Fesses)」というパリの映画祭で、神代

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【ハンセン病をテーマにした傑作】豊田四郎監督「小島の春」【キネ旬一位】

【1940年キネマ旬報日本映画ベストテン 第1位】 『夫婦善哉』『恍惚の人』などの豊田四郎監督が小川正子の同名手記を映画化した作品。 まずこれがハンセン病についての映画だということを全く知らなかったので驚いた。 一旦この映画が持つテーマ的危うさは置いといて映画としてみると、元の手記をどの程度脚色しているのか分からないが、よくできていると思う。夏川静江演じる医師とらい病患者とその家族の交流、村人たちとの関係を上手く描いている。 島の美しい景色や文字の表現、モンタージュなどの技法を用いて飽きさせない映画になっている。 一方でこの元の手記やこの映画自体、無らい県運動に加担したという批判もある。無らい県運動とはらい病患者を故郷や家族から引き離し、専門の病院に隔離する政策のこと。 実際この映画でも病院はユートピアで、行かないのは我儘だという価値観があるようで背景を知らない人が見ると間違った先入観や差別意識を持つ恐れがある。今ではハンセン病は特効薬があり治る病気であり、感染力自体も非常に弱い。 ただ、豊田監督はらい病患者の家族の哀しみに焦点を当てているようで、隔離政策万歳!という姿勢ではないように思える。

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【まるでATGの「あしたのジョー」】寺山修司監督「ボクサー」

【キャスト】 菅原文太/清水健太郎/具志堅用高/小沢昭一/唐十郎/輪島功一/ガッツ石松 【スタッフ】 監督:寺山修司 脚本:石森史郎/岸田理生/寺山修司 キネマ旬報ベストテンに入ったなかなかの珍品です。 寺山修司って「あしたのジョー」の主題歌の作詞をするぐらい、「あしたのジョー」マニアだからなぁ。。。

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清水宏監督「有りがたうさん」主演;上原謙 原作:川端康成

現代語にすると「ありがとうさん」。英語にすると「ミスター・サンキュー」 上原謙がバスの運転手で、行き交うみんなに「ありがとう!ありがとう!」というので「ありがとうさん」というニックネームがついた・・・。 ・・・ 原作:川端康成 脚本:清水宏 監督:清水宏 撮影:青木勇  出演:上原謙/桑野通子/築地まゆみ/和田登志子/雲井ツル子

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山本嘉次郎監督「エノケンのちゃっきり金太」

1937年 東宝映画 監督:山本嘉次郎監督 製作主任 - 谷口千吉 助監督 - 本多猪四郎、黒澤明 ・・・ エノケンの「体技」。飛び上がって逃げるバネの素晴らしさ、所作は日本人離れしており、チャップリンやキートン直系のもの。フィルムの散佚が惜しい。『日本の喜劇人』で映画の存在を知ったけど、黒澤明が助監督とは知らなかった。テンポや集団の撮り方、捌き方が見事。

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【元小学校教諭の小津らしく子供がイイ!】 監督:小津安二郎「大人の見る繪本 生れてはみたけれど」

監督:小津安二郎「大人の見る繪本 生れてはみたけれど」 カラー版です。1932年・サイレント映画。 のちに、「おはよう」としてリメイクされます。

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『シン・ウルトラマン』本編冒頭映像 期間限定公開

「東宝MOVIEチャンネル」にてプレミア公開。 5月27日(金) 20:00〜5月29日(日) 19:59まで48時間限定公開されます。 ・・・ https://youtu.be/cISjYRdXuNc ・・・ 大ヒット御礼企画として、 5月27日(金) 20:00から5月29日(日) 19:59までの48時間限定で、 映画本編冒頭映像1分17秒が公開されることが決定した。 この冒頭では、日本に禍威獣が次々と現れ、それが日常化していく、 “前史”が描かれ、ウルトラマンシリーズの “原点”へのオマージュ・リスペクトが散りばめられた、 スピーディな展開と底知れない高揚感を感じさせるものとなっている。 しばし、お待ち下さい!

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監督:吉村公三郎「安城家の舞踏会」(1947) 出演;原節子 森雅之

キネマ旬報第1位。 兄の森雅之、父親の滝沢修もいい演技。 フリーになった原節子さんの最初の映画。 傑作です。 娯楽性と社会性を兼ね備えています。

是枝裕和監督「万引き家族」が地上波フジテレビで放送決定。6月11日にフジテレビ系「土曜プレミアム」(よる9時~、一部地域を除く)にて放送される。いい映画ですよ。オススメです。https://news.yahoo.co.jp/articles/b4286162b601de1e57517ad7d56d0a3de95395a9