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1960~1990年代の「サブカルチャー」について。

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1960~1980年代の「サブカルチャー」についてご紹介いたします。音楽なら、テクノポップから筒美京平、大滝詠一など。シティポップからGS、アイドル歌謡曲まで。アート、文学。ゲー…
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#1980年代

タイムマシーンの如く

80年代アメリカの夏休み映画といえば、1985年7月3日公開の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(日本ではお正月映画だが・・・)。 その主題歌は、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの「パワー・オブ・ラヴ "The Power Of Love"」で定着しているが、最初にこの映画の主題歌の依頼を受けたとき、映画音楽の仕事に関わった事がなかったことと「バック・トゥ・ザ・フューチャー」というコンセプトにヒューイ・ルイスは乗り気ではなかったという。 「ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース=主人公

Recommended Song of the Month

今年に入ってから、自分のサイトで、毎月おすすめ曲を選んでいます。今月はこの曲。 ♪DON'T WANNA LOSE YOU | GLORIA ESTEFAN GLORIA ESTEFANはキューバ生まれのシンガー・ソングライター、夫であるEMILIOが率いるバンドMIAMI SOUND MACHINEのボーカリスト。 キューバ革命後の1960年に家族と共にマイアミに移住し、亡命。奨学金を得てマイアミ大学で心理学とフランス語を専攻。英語、スペイン語、フランス語に堪能で、CI

夏の日の少年

夏本番、学生は夏休み真っ最中。夏休みで思い出したのが、高校生の頃、ギターのソフトケースを肩に掛け、アンプをチャリンコや原チャリの荷台にくくりつけて、いそいそとバンドの練習に通った夏休み。普段の練習は、日曜や祝日なんだけど、夏休みは平日も練習できるのだ。 今でこそソコソコの楽器がリーズナブルな値段になってきたし、スタジオも料金も昔とあまり変わってないみたいだけど、私たちの頃ってバンド人口が少ない頃だったし、スタジオとか借りるのも高価で、ライブ前のリハの時に借りるくらいだったの

平成最初の夏

昭和が終わり、平成となった1989年、社会人1年目、バブル絶頂の東京で働いていた。 前年は、晴れ間と激しい通り雨の繰り返しという冷たい夏だったが、この89年から夏の暑さのレベルが変わったのが記憶が残っている。 ビルに囲まれ、風が抜けず、クルマの排気ガス、エアコンの室外機からの熱風がこもった、暑い暑い東京から離れて、涼しい田舎へ行きたいなぁと思いながら、夏休みを待っていた。 実家から通っていたので、待っている人も、帰る田舎もなかったのだが、空想のふるさとの情景や、まだ空き地や遊

ガールズ・バンドの宿命か

一昨日BS朝日の「ベストヒットUSA」タイムマシーンのコーナーでバングルス "The Bangles"が取り上げられていた。 バングルスは、スザンナ・ホフス、ヴィッキーとデビーのピーターソン姉妹、アネット・ジリンスカスの4人によりロスで結成された、言うまでもない80'sのガールズ・バンドの代表格である。 81年「バングス “Bangs”」名義でシングル「Getting Out Of Hand」をリリースするがヒットせず、同名のバンドが存在したため、バングルスと改名。81年、I

【ポップス】🎤韓国人が松田聖子「青い珊瑚礁」に熱く反応する理由とは?

韓国で、「青い珊瑚礁」のカバーバージョンが、ついに第一位になった。 K-POPガールズグループ・NewJeansのメンバー「ハニ」が東京で歌った松田聖子の「青い珊瑚礁」の余波がいまだに韓国で続いている。 韓国最大の音楽チャート「メロン」に828位で初登場した同曲は、7月に入ると200位台、7月20日時点では114位と急上昇。 韓国カラオケ機器大手・クムヨンエンターテインメントの日本曲チャートではついに1位を獲得するほどだ。 日韓の音楽事情に詳しいエンタメライターがこう

最強とは何ぞや!?

「50代男性が選ぶ 最強だと思う「松田聖子のシングル曲」ランキングTOP30!(※2024年最新投票結果)」を見ると、上位10曲は・・・ 瞳はダイアモンド 赤いスイートピー チェリーブラッサム 青い珊瑚礁 夏の扉 天使のウィンク SWEET MEMORIES 蒼いフォトグラフ 風立ちぬ、Rock’n Rouge ・・・という結果に。 前回の話が「瞳ちゃん、お茶!」で終わったので「瞳はダイアモンド」が1位ですねぇ(違) ※ランキングは操作しておりません(念

コワモテ

85年デビュー「Johnny Come Home」など母国イギリスでスマッシュヒットを飛ばし、全米では89年に突如ブレイクしたバンド“ファイン・ヤング・カニバルズ(Fine Young Cannibals)”。全米No.1獲得の「She Drives Me Crazy」は、ジョディー・フォスター出演のホンダ・シビック・フェリオのCMに使われ日本でも有名。 83年に解散したスカの名バンド、ザ・ビートのメンバーだったアンディ・コックス(G)とデイヴィッド・スティール(B)が無名

Recommended Song of the Month

今年に入ってから、自分のサイトで、毎月おすすめ曲を選んでいます。先月のDEBBIE GIBSONの「LOST IN YOUR EYES」に続き、今月はこの曲。 ♪YOU CAME | KIM WILDE “キム姐”ことKIM WILDEは、ブリティッシュ・ロック創世記の歌手MARTY WILDEの娘で、ポップからニューウエイヴ、ロックまで歌いこなす、ちょっと鼻にかかったような、独特な声がクセになる女性シンガー。 この「YOU CAME」は、1988年リリース、ミドルテンポ

1980年1月 竹の子族

前回のノーランズの記事で、ほんの少し触れたので、竹の子族の話を・・・ 竹の子族がニュース等によく取り上げられるようになったのは、1980年の初頭。 当時、私は原宿から近くも遠くもない、電車で一時間ちょっと離れた町の至って普通の中学校の二年生。そんなウチの学校、ウチのクラスにもいました、竹の子族。 かわいくてクラスでも人気の女子。不良とかスケバンとかじゃなく、ちょっと“とっぽい感じ”だけど、性格もいい子だったよ。 竹の子族に憧れるとか、自分も竹の子族になりたいとかじゃなく

Recommended Song of the Month

今年に入ってから、自分のサイトで、毎月おすすめ曲を選んでいます。先月のKIM WILDEの「YOU CAME」に続き、今月はこの曲。 ♪LEAVE A LIGHT ON | BELINDA CARLISLE ベリンダはゴーゴーズ(GO-GO'S)のボーカリスト。バンドの解散後、ドラッグに溺れ、過食と拒食を繰り返したが、当時のパートナーの支えなどもあり復活。86年に「MAD ABOUT YOU」でソロデビュー。 この「LEAVE A LIGHT ON(邦題:輝きのままで)

泣く子も踊る

80年代初期、日本で大人気だったノーランズ(Nolans)。 この名前を聞いて懐かしいと思うか、思わずニヤけるか?それとも知らないかな? 日本のディスコ・ブームに乗り、音楽誌ではなくアイドル雑誌「明星」や「平凡」でも大きく取り上げられ、日本独自で写真集も出版されたほど。 小さな子供にまで人気になったが、今思うと当時としてはパフォーマンスがかなりセクシーで、子供には刺激が強すぎたのでは!?と思うのだが… ちなみに私は中学生だったが、ウチのクラスでは男子よりも女子に人気があったな

こちら港303・・・

携帯電話が一般的じゃなかった時代、馬鹿デカい携帯電話も肩掛け兼用の自動車電話も通話料金の高さと言ったらもう・・・ そんな自動車電話よりも気軽なパーソナル無線なる物が流行った。 無線の資格が無くても申請すると使えて(ハガキを送るとRomが返送されてきたんじゃなかったっけ?)、本格的な無線と違って堅苦しくなく、通話料金もかからない趣味・レジャー用に使える無線。何より車の中で交信するというのは、特撮ヒーロー物や刑事ドラマを見て育った世代にはカッコよく見えたものだ。 通信中にカース

七夕によせて

七夕です。ちょっと照れてしまいそうな青い詩ですが… BOY MEETS GIRLはシアトル出身、GEORGE MERRILLとSHANNON RUBICAMのデュオ。 夫婦デュオとして活躍していたが、2000年に離婚。 私生活は曲のように甘くはなかったが、音楽活動のパートナーとして離婚後もBOY MEETS GIRLとして活動。 シンガーだけでなくソングライターとしても評価が高く、WHITNEY HOUSTONの代表曲「I WANNA DANCE WITH SOMEBOD