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現代のサービス

くら寿司に行った時のこと。

アプリで事前予約していたが、お店が満員だったので少し待つことになった。
そんな時、私達より前に来ている一組のお年寄りと小さい子供がいた。きっとおじいちゃんおばあちゃんが孫を喜ばせるために連れてきたんだろう。そんな感じだった。
次々に番号が呼ばれ、後から来た他の人達が席に向かっていく。お年寄りと小さい子供はそれをずっと不安げに見ていた。ついに私たちの番号も呼ばれたので、先に待合席から立ち上がり席に向かった。私達が呼ばれる前までに10組は席に向かっていたと思う。
その後、お年寄りと小さい子供がどのくらい待ったかは分からない。ただ、何だかとても心が痛かった。それだけの話。

スマホアプリのサービスなんて知らないだろう。そのような世代が取り残されて損してしまうようなサービスが今は多すぎる。便利でも何だか切なくなってしまう。

今日は当時と同じ気持ちになったニュースがある。きっと分からない世代や知らない人達は何時間も何時間もひたすら待つんだろう。

「1回2000円で待ち時間短縮」ディズニーの新サービス「ディズニー・プレミアアクセス」に賛否の声…「お金ないとやっていけない」


どんな世代も損しない、平等にサービスを受けられる世界はないのだろうか。それってやっぱり人が直接与えるサービスだと思う。機械やデジタルでは難しい。

便利なのはもちろん、どんな世代の人も気持ちよくサービスが受けられるような、当たり前な世の中になってほしい。みんなに優しい世の中に。

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