![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57599328/rectangle_large_type_2_b0f7b6e483000ed00f46a93b4449977e.jpg?width=800)
少年の夏
夏の午後
レースのカーテンが
寄せては返すのを見ながら
昼寝していたのは小学生の頃
皆がまだ寝ている朝早く
そっと家を抜け出して
友だちと約束の場所へ
昼までしっかり遊んで家に帰る
昼ごはんのあとは
午後の部が始まるまで寝転んだ
夢なのか現実なのか
窓から何かが出入りするのを
カーテンが教えてくれてた
「お父さんだったら夢と現実
どっちの道を選ぶ?」
進学先を決めあぐねてる君が問う
「そんなの一択に決まってる」
あの少年の夏からずっと
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?