見出し画像

カリスト②

二十年ほど前だったろうか
夜空に天体望遠鏡を向けると

真っ暗な中で
あまりに広すぎる空間に
心細そうにぽつんと浮かぶ木星と
従者のように寄り添う四つの衛星

遠い遠い太陽を浴びた光は神々しく
感動以外の言葉が見つからなかった

だから僕は
あなたに見てもらいたくて
感じた言葉を聞きたくて

そして僕は
あなたの言葉を聞いて
何を感じるだろう

そしたら僕は
その話を君に話して
君がなんて言うのか
聞いてみたい

いつか三人で
話せたらいいのにね

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?