「天国」再び
「この人生が終わるのは嫌だな」
「どういうこと?」
「だって、いつかは死ぬでしょ
こんなに最高に楽しいのに
いつかは終わってしまうなんて」
「それは60年後に考えたらどう?」
そう言って僕は昔を思い出していた
2009年4月29日のブログ(他所で書いてます)に書いている
「天国」
ねえお父さん
もしもボクが天国に行っちゃたら
どうする?
おやすみ前の君の言葉に
体じゅうの血液が沸騰して凍りついた
君に会いに行くよ
でもねお父さん
天国に行っちゃたら
もう帰って来れないんだよ
それでも君に会いに行くよ
天国へはね
死んでしまわないと行けないんだよ
それでもやっぱり君に会いに行くよ
どうして?
大好きだから
君は少し黙った後で言った
やっぱりボク天国に行くのやめる
お互いおやすみを言うと
君はあっさりと寝息をたてた
僕はいつまでも眠れなかった
このとき君は5歳
18歳の今も僕を寝不足にする
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