そろそろお茶にしようと思っていたところ
午後の日差しに
さわざわと
風にゆれる新芽の緑が似合ってる
やっと出会えた喜びが
つま先立ちの背伸びで分かる
釣られてやってきたアゲハチョウは
正面から見ると怖い顔してるけど
本当はきっといい奴なんだと思う
遠くに聞こえた子供たちの歓声は
大人の声が混じると
すぐに止んでしまった
それらみんな
午後の日差しを引きずって
もうあと少し
もうあと少しと
ねだってる
喉が乾いたなと思ったら
買い物を終えた君が帰ってきた
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