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にじさんじ上場について(その1:注目度)

 多くの人気VTuberを抱えている、大手事務所にじさんじ。その運営母体である企業ANYCOLOR(株)ですが、2022年6月8日に東京証券取引所のグロース市場に上場することになりました。
 恐らく初のVTuber事務所の上場案件であり(上場企業がVTuber事業に手を出している例は多くありますが・・・)、市場や投資家からの注目度も高いと思われます。
 上場に関して、ネットで得られる範囲で調べた情報を載せていこうと思います。今回はIPO紹介サイトでの評価をあげていきます。

上場の概要について

 ANYCOLOR(株)(5032)は、2017年5月2日に設立されました。(旧社名:いちから(株))ちょうど1年前の2021年5月に社名変更していますので、いちからの印象が大きい人がいるかもしれません。旧社名の印象から、ANYCOLORも「えにから」と略されたりもしています。
 市場は東証グロースで、最近ではツイキャスの運営母体モイ(株)(5031)も上場しています。グロースの名前の通り、成長可能性の高い、時価総額があまり大きくない企業が多数上場している市場です。
 いろいろ詳細も書こうかと思いましたが、下記に紹介するサイトで書いてあるので割愛します。

上場に関する期待度について(IPO紹介サイトから)

 株式の上場にあたっては、いきなり取引ができるようになるわけではなく、IPOにより投資家に公募価格で広く買い付けを行ってもらった後に、市場での売買が可能になります。(売買可能となる最初についた値を、初値といいます。)
 人気のあったり、売り出し株数の少ない銘柄だと、公募額に対して初値が数倍になることも珍しくありません。(最近はグロース株に対する投資環境が悪化しており、とんでもない初値がつくことは少なくなってきていますが、先ほどあげたモイ(株)(5031)では、公募価格470円に対して初値902円とほぼ倍になっています。)
 こういったIPOでは、公募額に対する初値の差益を得るために、個人投資家でもIPO投資をする方が多くいます。IPOに対する期待度はネット上でも有益な情報になるため、期待度や初値予想を分析して公開するサイトもいくつかあります。
 自分がIPO投資をする際によく見ているサイトから、どのように分析評価されているかを、いくつかあげてみます。

・96ut.com

 サイトの特徴:新規IPO案件に対する読者投票もでき、期待度が色で見てわかり、一覧を表示したときにわかりやすいサイトです。
評価:まだブックビルディング前なので初値予想はされていませんが、第一印象Aと高い評価を受けています。

・庶民のIPO

 サイトの特徴:IPOのスケジュールに対して、申し込みや参加の有無を個人で管理できるIPO管理帳を無料で公開しており、初心者やずぼらな人には便利です。
 評価:最高のS評価を受けています。想定仮条件は1,490円に対して、初値予想は2,560円 ~ 3,700円とされています。

・やさしいIPO株のはじめ方

 サイトの特徴:IPOスケジュール表がシンプルで見やすいです。
 評価:A評価で、想定仮条件は1,490円に対して、初値予想は3,000円 ~ 4,500円(4月28日時点)とされています。

まとめ

 上記、3サイトだけですが紹介してみました。これを機にIPO投資に手を出してみるのもいいんじゃないでしょうか。初値で売って利益を得るもよし、そのまま保有してみるのもよしです。(投資対象に適正なのか企業を真剣に調べてみると、初値では売るのも惜しい、長期的に持っていたいような企業に出会えることもあります。まず抽選に当たるところからではありますが・・・)
 ANYCOLOR(株)の上場ですが、各サイトで初値の伸びが期待されており、注目度の高い案件であることがわかりました。にじさんじENも運用しており、国内のみでなく海外からの需要もあるでしょうから、セカンダリー(上場後の取引)での伸びもある程度期待できると思います。
 設立後5年という若い企業ではありますが、ぜひいい初値をつけてもらって、今後のVTuber業界に夢のある展開になればいいなと思います。



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