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人のフリ見て我がフリ直そう

先日お会いしたある介護事業を営む社長のお話し。

その方とはその日が初めまして。
ビジネスパートナーから担当を引き継がせていただく予定のお客様です。
とあるセミナーに参加しながらの顔合わせ。


初めましてのご挨拶と名刺交換を済ませ、僕自身も介護の仕事をしてきたことを説明する。
すると
「どこの会社でやってたの?」
以前に勤めていたデイサービスを全国展開している会社の名前と、初めて介護を始めた際の会社を伝える。
社長の反応は無言。

社長はこう続けます
「いや、なんで聞いたかというと僕は介護に携わる社長には顔が広くて知り合いが多いからね。」

…へぇ。

その後も具体的ではないが少し続く【知り合いが多い話】。

この日一緒に参加していた師匠の口数がこの辺りから少なくなる。


ここで一旦それぞれのテーブルに分かれ、セミナーの開始時間を待ちます。

するとその社長から再び声がかかる。
となりに立っているのは若い女性。
名刺交換をし、生命保険会社の社員さんだとわかる。
社長
「こいつ今の会社のキャンペーンでメルマガ登録者数を競ってて、おれはこいつをナンバーワンにさせたいんだわ、だからとりあえずお前らこの申込書書け!」
ん?書け?
せめてもう少し説明をしようとその女性が口を開きかける。
そこで社長
「こいつらに細かい説明なんかいらないからさ。いいからとりあえず今すぐ書けよ」
この後もただひたすら書けよ!と捲し立て続ける社長。
ここで完全に糸が切れる師匠。
あぁ、いるよね、こういう人と諦める僕。




本当に沢山の知り合いに囲まれる社長は、それをわざわざ自慢しない。

そして相手の社会的立場が下であろうとその人を雑に扱うことはない。

「社長」と呼ばれる人にも色々います。



人のフリ見て我がフリ直せ。

店員さんを雑に扱う人も好きではないなぁ。
気をつけよう。

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