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文書通りの行政vs感情が入る我々②〜衝撃の結末〜

今日はこの続きです。
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ベトナムに一時帰国中のベトナム人のマンくん。
日本での在留資格は5月31日で失効。
一度日本に帰ってこないと新たな在留カードを受け取れず、6月に入ってしまえば新しく出るはずだった在留資格も取下げ。
そして入国も出来なくなる。

おさらいするとこんなところ。




その後、彼が働く会社の社長との相談で、この在留カードを受け取るためだけの日本往復に発生する費用は会社負担していただけることになっています。

実は今回の一時帰国の期間に関しても一悶着あり、会社ルールでは1ヶ月となっているのですが彼はワガママを通し1ヶ月半の帰国中。
その中でこの手厚いお話。
優しすぎるくらいです。


さてさて、そんな中先日1通のメッセージがマンくん本人から届きました。

「お疲れ様です。
そろそろビザの締切ですけど
もし私が戻って行けば条件があります。
1週間昼勤1週間夜勤交代させて欲しい。
前は店長が料理のテストに合格したら給料28万支給してくれると言ったんですが、もし戻って行けばすぐ28万支給して欲しいです!
それ同意なら戻って行きます!
会社に伝えてください」


絶句です。
さすがに気分が悪い。

もし彼が僕の仲間として一緒に働いていたとしたら、すぐに「戻ってこなくていいよ」と返事をしていたでしょう。



当然結論は、このまま申請中だった在留資格は取下げ。
在留資格の失効とともに雇用打ち切り。


これは彼がベトナム人だったから、なんてことを言いたいわけではありません。
今どき外国人であろうが日本人であろうが大差はありません。

せっかく縁あって働くことができ、働いてもらうことができ、サポートをする関係となれました。
お互いがお互いに感謝をしたいものです。

こういったことはどうすれば本人たちに伝えていけるのだろう。
またまた考えるいい機会となりました。

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