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人間ドックの乳がん検診で引っかかった(前半)

サマリー:人間ドックの乳がん検診で引っかかって、精密検査→手術と進んだけど、最終的に葉状腫瘍(良性)という診断がついて、結果大丈夫だったよ、と言うお話です。どなたかのお役に立てれば。

2018年7月、4年ぶりに人間ドックを受けた。職場の健康診断は毎年もちろん欠かしていなかったが、乳がん系は2年前に職場の健診オプションでマンモをやって以来。久々のフルコース健診、初めての胃カメラ(経口)で「うげぇ、バリウムもイヤだけどこっちも大変だな」などと思いつつ、新しく仕事を始める前にちゃんと受けられてよかったなあ、くらいに思ってた。

結果を受け取ると、あちこちに所見あり。要検査やら、要治療やら。その中の1つに「右乳房腫瘤」というのがあった。

旅の始まり

普段から通っている婦人科に相談したら「乳腺外来」のある病院に行ったほうがいいと。近所で乳腺外来の看板を掲げている病院に行くと、もう一回超音波検査をされて、乳腺外科のある総合病院への診断書を書かれた。

何の自覚症状もなかったし、最初にかかった婦人科で、「あー、これならなんともないと思うけど…」と言ってくれたおかげで、私は「きっと大丈夫なんだな」とすっかり信じ込んだ。「何かまずいことだったとしても、それが確定してから考えればいい」と心穏やかに受け止めた。

実は、何度かネットで情報収集を試みたが、途中でやめた。「乳がん検診 再検査」などでザッと検索してみても、「白黒はっきりするまで心配が募って泣き暮らした」「仕事も手につかず、主治医からの提案を冷静に判断できない」などのとても不安な時間を過ごした記録(大抵は結果は良性)か、悪性が確定した後の治療の記録しか見つからない。診断がはっきりするまでの期間をどんなふうに過ごすと、よりハッピーなのかは自分で決めるしかないな、と思った。

やっと、乳腺外科のある病院にかかれたのが2018年10月。そこからの診察記録。

2018/10/17 マンモ、超音波、細胞診検査づくめ。 

確かに何かあるけど、硬くない、押すと形が変わるとかで、ちょっと頻度は高くないタイプらしい。ひとまず注射針で吸い取った細胞を検査に回してみるとのこと。

2018/11/6 細胞診の結果

細胞診の検査の結果、3つの可能性があり、まだ絞れないとのこと。
1. 乳腺線維腺腫(100%良性)
2.葉状腫瘍(良性)
3.葉状腫瘍(悪性)

3だった時には治療が必要となるので、その特定のための検査が必要。しこりの形や硬さがあまり一般的なものではなく、針を刺して一部だけを切り取って検査する方法よりも、しこり全体を切除する手術をして、顕微鏡検査に回したほうがいいという話だった。

また、他に似たようなしこりがないか、手術の場合に体質的な懸念などはないかを確認するために血液検査やMRI検査をして、結果を見てから手術を決める必要があるとのこと。その日は血液検査だけ受けて、MRIの予約を取って帰った。

「ご家族ともよく相談して…」と手術に関する説明や同意書などの紙をもらっていたが、私は診察室の時点で煩わされてるものを取り除けるならひとまず手術しちゃおうと決めていた。入院もせず、半日で手術して帰宅でき、その後も大した制限などなく過ごせるらしい。家族に相談しても結論は同じだった。

後半に続きます。

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