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着物生活を始めることにしました。始めのはじめ、その1。

ちょっとしたことがきっかけで、物事は大きく変わっていくものだと言いますが、その
「ちょっとしたこと」
は、好奇心の寄り道がもたらしてくれるものだと思います。

今年から始めた茶道のお稽古は、古い日本建築は必ず茶室を備えていて、母屋よりも手の込んだ贅沢な作りになっているのを知って
「お茶は何やら深い…」
着物の女性が茶碗を回して、オホホウフフするイメージとは全然違うなあ、と感じたのがきっかけです。
そしてやはり、茶道は
「総合芸術」
と評価されるだけあって、日本文化の勉強をするにはこれ以上にない最高の学校だと思います。
だったらユニフォームは、やっぱり着物かなぁ。。。

冠婚葬祭や子供の七五三で着物を着ることはあったけれど、せっかくお茶の稽古を通して日本文化に親しむなら、着物を着る機会を増やしたい。
そう思ってKindleで着物雑誌に目を通しては、美しい女優さんのまとう豪華な帯、作家物の着物にうっとりニヤニヤとしていたのですが、正直なところ着たいかと言われると着たくはないです。

だって、立派すぎて完全に衣装に着られてしまうし、高額な着物では汚すのではないかと気になって動けません。
そもそも手が出るお値段ではないので、縁がないといいますか、

作家物のカジュアルな織りの着物で京都旅行を楽しむ

だとか、

人間国宝手書きの趣味帯でカクテルパーティーに華を添える

みたいなコンセプトが刺さるマダムは、日本に何人いるんだ?と不思議でしょうがないのは、幼稚園の卒園式に着物で出席した際、帯を汚すのが怖くてパイプ椅子に背筋をピンと伸ばしたまま直立で座ったからです笑

着物にうっすらと興味はあるけれど、積極的に着物を着る機会も、着るつもりもなかった私が、
「やっぱり着ないと!」
に、決定的に気持ちが変わったのは、茶名拝受を目標にお茶の稽古を始めたこともありますが、もう少し深い理由もあります。
そんな話も合わせて書きつつですが、
「着物、着てみよう!」
と思い立つエネルギーになるnoteにしたいと思います。

さっそくですが、こちらの着物と帯。

お太鼓の上で帯締めを結んだら変ですね。間違えた。

お茶の稽古、カジュアルな外出着のつもりで購入した一揃いです。小物はもともと使っていたものです。

費用はいくらだと思いますか?
着物はいちおう作家物、江戸小紋風のドットと縞が染められていて、遠目には葡萄染ぽく見えます。
帯は番傘を織り出した名古屋帯で、正絹にうっすらと銀糸でかすれが描かれてます。

ちなみに亭主をつかまえてHow much?したところ、
「20万円」
と答えてました。
なかなか良い読みですね〜!

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