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新しいNotion AIを試して便利だった機能

9月25日、スタートアップなどでも人気のドキュメンテーションツール「Notion」のAI機能がアップデートされました

筆者も取材ノートや家の家電、ネットワーク情報をNotionで管理しており、今回アップデートされた「Notion AI」も課金して使用しています。

今回の目玉は、以前から予告されていたAIコネクターの「Googleドライブ」対応です。Notion AIに質問すると、Notion内だけでなく、連携したGoogle Workspaceのドキュメント、スプレッドシート、スライドの情報も参照できるようになりました。

筆者もこの機能を楽しみにしていましたが、現時点では個人のGoogleアカウントでGoogleドライブ連携はできず、法人や学校向けに限定されています。

一方、試してみて便利だったのは、Q&A機能がファイルの参照に対応した点です。

Notion AIのチャット画面でアップルのIR資料を読み込ませたところ。

PDFや画像ファイルをアップロードすると、その内容の要点をまとめたり、図版の情報をテキスト化したりできます。

筆者にとって特に便利なのは、AIが英語も難なく読める点です。海外のIT系の取材やプレスリリースを読むことが多いので、そうしたPDFをアップロードして「日本語で要点をまとめて」とお願いしたり、「その中のXXXについて詳しく」と尋ねると、詳細な情報も教えてくれます。

こうした機能はすでにOpenAIの「ChatGPT」、マイクロソフトの「Copilot」、グーグルの「Gemini」でも利用可能です。これらのツールをお使いの方は、ぜひお試しください。

Notion AIの場合、AIが出力したテキストを直接コピーしてノートに貼り付けるのがワンクリックでできるので、取材ノートをNotionに一元化している筆者にとっては非常に便利です。

個人的には、txtやmdファイルのアップロードにも対応してくれれば、原稿チェックのワークフローにも組み込めるので、そのあたりの対応も期待したいところです。


本稿はBusiness Insider Japanのメルマガ(無料)用に用意したコラムを加筆・修正したものです。Tech Insiderでは毎週土曜日11時にその週のテック記事振り返りレターをお送りしています。ぜひ、ご登録ください。


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