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ゼンディカーの夜明けドラフトガイド① 全体像編 アーキの秋

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新セットがやってきましたね!
デッキのパターンが多くて、ゼンディカーの夜明けは楽しすぎます!
新ギミックの両面土地やパーティ、おなじみの上陸・キッカーなど、
お楽しみ要素満載!

この記事では私がつまづき転んだ経験から、以下のようにまとめています。
・ドラフト始めようかと思ってるけど、どんな感じ?
・新しいギミックどんなもん?

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到達時点。最終は891位でした

失敗して覚えたあれこれを含めて、まだドラフト触っていない方々に
共有できればいいなと思いっています。
プレミアドラフトを30回ほどやって、
ボコボコにされながら9月も何とかミシックにも到達できました。

まずは俯瞰というところで、環境の概観イメージを伝えたい、
環境に存在するアーキタイプについてです。
※レア、神話レアの話は再現性が低いのでしていません。

■ざっくり今回のゼンディカーってどんな感じ?

・2マナ域大事
パーティの特性上軽いカードから展開が始まるため、
2マナ域が非常に大事になります。
3ターン目から展開していると押し切られやすいです。

・クリーチャーのサイズが小さめ

タフネスがマナコストを下回ることが多く、
2マナ2/1、3マナ3/2、4マナ4/3という具合です。
タフネス1も多し。
3マナ3/3で攻守よく、3マナ1/4は硬いです。

・色ごとの強弱の差が少ないシナジー重視
パーティを集める、種族に寄せる、キッカーに寄せるなど、
目指すデッキの形をイメージしてピックします。
上陸は単体で何となく強く見えるので、入れすぎないように要注意。

・両面土地は基本的に土地カウント

一部の除去を除くと、基本的に土地と思っておくくらいが
バランスが良かったです。
上陸や、重めのデッキになった場合は若干例外です。

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ここは通さぬ!

■それでアーキタイプってどんな感じ?

基本は2色の組み合わせ10種、ラヴニカでいうところの全ギルド分です。
その中で各色の固有のキーワードに行くか、パーティ方面に行くかに分かれていくイメージです。

・青白(パーティ)

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パーティとキッカーカラーです。
軽量飛行は少なめ、パーティに向かいつつ、4,5マナの飛行で勝つイメージになります。
従来通り、リミテ青白のイメージ通りですね。ただ、軽い飛行がいません。
上図の《冒険の戦利品》の3点ゲイン3枚ドローが強いので、これは欲しいところ。
パーティーがそろうと《訓練された戦術》が書いてある通りにめちゃくちゃに強いです。1マナで高マナ域のクリーチャーを捌けたらテンポに差をつけられる・巻き返せる。
青の《泡の罠》、白の《ナヒリの束縛》というエンチャントが除去の主体になりますが、黒の《大群への給餌》が破壊してくるので、要注意です。

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貼って貼って

・青黒(ならず者)

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ならずものとキッカーカラーです。
ベストアンコモンの一つ《遺跡ガニ》が最高にハマるアーキタイプです。
今回黒の除去が多い上に強く、ならずものでライブラリーアウトも狙える多角的なデッキ。カードが集まるとあっという間に相手のライブラリーとライフがどちらもなくなります。
マルチかゴーレムが流れてきたら参入して良さそうな気配。
最大3枚墓地に送り込む、2枚ハンデス《精神流出》も結構強いです。タイミングが命で、安易に3ターン目に撃たないように気を付けましょう。
主力や除去を2枚落とせることもままあり、気持ちよさがすごいです。

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そのクリーチャーください

・赤黒(パーティ、除去コン)

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この色ができているときは除去が豊富なはずです。
相手の主力に除去当てているだけで、勝ててしまうかもしれません。
パーティは揃いやすく、赤黒に行く人が少ないのか装備も良く回ってきます。
接死持ちの《探検隊の潜伏者》につけたりすれば攻めやすさは抜群。
ただし同系統の赤白と違って飛行が少ないので、押し込み辛さがあります。

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突然走ってくるパワー5

・赤緑(上陸、戦士・パーティ)

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上陸をうまく使えるデッキではまった時の圧殺感は環境随一。
その一方で、土地だらけで何もしない場合や、押されてしまうと捲れない場合が多々ある振れ幅の大きいアーキタイプです。個人的にはあまりやりたくありません。
《浄化の野火》が除去だったらなぁと思いながら負けるなど。
上陸装備の《スカイクレイブの鶴嘴》も打点に期待するもムラが激しい罠。入れないようにしましょう。
ただ、《野生の魂、アシャヤ》が取れた場合だけは、クリーチャーでも上陸を満たすため、強さは異次元でした。

アイデアの一つとしてですが、巨大化系スペルが多いので、軽い戦士寄せのアグロなんてこともできるようです。一度当たったのですが、一瞬で負けました。(相手はミシックの方だったので、なおさら印象強めです。)

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力こそパワー

・緑白(上陸、パーティ)

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上陸をうまく使えるパート2です。
ベストアンコモンの一つ《恐れなき雛》一匹で殴り勝ってしまったり、緑白マルチ《ムラーサの根食獣》でずっと上陸し続けたりと破壊力高めです。

逆にそれらがないと、赤と違って、除去が《狂気の一噛み》などクリーチャーが先に場に出ている前提か、エンチャントになるので重くて遅いので、展開がもっさりして押し切られることも多々あります。
《うろつくフェリダー》も4/5くらいまで育てば盤面をがっちり支えますが、4マナで登場する生物にしては出たときのP/Tが低く、黒の《弱者成敗》で除去されたり相当きつめ。

未経験なのですが、パーティも組めなくはないようです。《結束の力》を最大限に活かせれば、押し切れるはず…?

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3つ以上乗せたい

・白黒(クレリック)

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体験して以来、病みつきになっている白黒クレリックです。
コモンでシナジーが形成されているのがよく、アンコモンも加わると攻撃せずともドレイン効果だけで勝ってしまいます。1度はお試しあれ。

基本シナジーはコモンの《コーの祝賀者》+《略奪する破戒僧》です。
クリーチャーが出るたびに1点ドレインします。
《コーの祝賀者》のタフネス4が非常に硬く、盤面をがっちり支えてくれます。相手が何とか除去できても、《血の渇き》で回収してアドを取っていく粘り強い構造。《略奪する破戒僧》は早めにピックしておきましょう。

アンコモンでは、どこまでも育ち続ける《生命の絆の僧侶》、
2体「場に出る」《墓入りの妨害》、どちらも異常な強さを発揮します。
《墓入りの妨害》については、さらにコストが軽くなるやりすぎっぷり。
これが流れてきたら少なくとも黒は空いてるのでぜひ取りましょう。

また、《秘宝の薬瓶》+《従者つきの癒し手》がそろってしまうと、
1点ドレインと追加ドローとなります。
スタンダードで禁止されてしまった《大釜の使い魔》のような動きに、
ドローがつく状態。上のコモン2種と合わさるとさらに残酷なことに。

クリーチャーなので除去で対処されやすいものの、回収カードが2種類あるので復旧できてしまうのがなんとも良いです。

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クレリックに寄り切らなくてもパーティも強い

・黒緑(+1/+1カウンター)

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キーワード能力ではないですが、+1/+1カウンター効果のあるカードを主体となります。動物園。動植物園。
《ハグラの締めつけ蛇》の威迫付与を主体に、下手にパーティ関連は入れずに+1/+1カウンターと書かれているカードを集めていく格好です。

キッカーで5/5サイズになった《苔穴の骸骨》が何度も蘇るのは、
相手にすると恐怖でしかありません。

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上陸デッキより存在感を発揮

・青赤(ウィザード)

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何はともあれ《秘宝の護符》ありきのウィザード護符デッキです。
こいつに焼け野原にされた盤面は数知れず。
ウィザードでもカウンターが乗るので、タフネス3程度ならすぐに除去できてしまう青赤のためのカードです。
従来ではインスタント・ソーサリーで誘発する雰囲気のカード全般がウィザードでも誘発します。
マルチの《ウマーラの神秘家》は継続的に高打点となり、火力と合わされば一気に相手のライフを奪います。
他にもアンコモンのウィザードたちは非常に優秀ですし、コモンではキッカーでスペルを回収できる《タジームの乱動魔道士》もウィザードカウントの底上げもあって噛み合う一枚。
ドローを重ねてリソースが枯れず、クリーチャーも小さめの環境なので、護符は思った以上に繰り返し使えます。

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航空戦力

・赤白(戦士、パーティ)

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《カルガの先導者》をはじめ優秀な戦士が多く、《グロータグの虫捕り》などパーティも活きるので戦士寄りのパーティデッキとなります。
装備や+3/+3修正インスタントなど、相手の大きいサイズのクリーチャーを乗り越えるカードは1枚は入れておくとよいです。
1-3マナの軽いカードが多い構造になり《アクームのヘルハウンド》が合いそうに見えますが、土地を切り詰めるため、すぐにパワー0の置物となるので入れるのはやめましょう。

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ペットは鳥とムカデだけ

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マナカーブの頂点の顔

・青緑(キッカー)

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T2《蔦ヤモリ》から始まると手が付けられなくなるキッカー集団です。
パーティは概ねありません。
大事な除去の《泡の罠》、攻守の要《目覚めし激浪》、
アタッカー《ナーリッドの群棲》《スカイクレイブの歩哨》などキッカーはたくさんあります。
コモンでキッカースペルばかり集まった場合、《目覚めし激浪》がいないとただキッカーするだけデッキになってしまい、旨味がないので要注意です。
ベストアンコモンの一つ《ドレイクの休息地》は、重ね張りしようものならドレイクの群れで一瞬で勝ってしまうただただ強い一枚。

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《乱動への突入》と共に青の"顔"

・その他:青単キッカー

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《泡の罠》こそないですが、《ドレイクの休息地》が大量に取れて青単キッカーが出来上がりました。
このデッキでは重いですが《凪魔道士の威圧》も2枚あって、
"いにしえのあおたん"みのある構成。
何かとかみ合わず戦績こそ奮いませんでしたが、滅茶苦茶面白いデッキでした。

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いにしえの威圧

■意外と良いカード、ダメだったカード

使ってみるまで分からない、印象が変わったカードたちです。

・良かったカード

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タフネス1が多く、1サイズ上のクリーチャーも打ち取れる良いカードでした。+1/+1カウンターが残るのもとても良いです。
コンバット時、黒で2マナ立たせて攻撃してきたらほぼこれがありますので、安易なブロックはやめましょう。
使うときはマイナス効果、プラス効果の順にクリーチャーをクリックするので要注意。

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2/1は一方的に倒せる、ナイスコンバットトリック。
マジックは1マナのカードがうまく刺さると気持ちいいですよね。
ならず者カウントにも一役買うので効果以上の付加価値あり。

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小さいクリーチャーが多いので、3/3というサイズがなんとも良いです。
貴重な白のウィザードカウント。
期待値が低かったので相対的に好印象になりました。
自分の土地事故回避にもありがたい一枚です。

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パーティの細かいクリーチャーをさばけるナイスカード。
パワー3以下がいなくて当たらず困ることのほうが少ないのでどんどん取りましょう。

・ダメだったカード

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かわいい顔して全体強化すごいな、と思っていたんですが、
攻めてる時しか強くないので使いづらい印象でした。
相手に使われると強く感じる1枚。かわいい。

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色味がきれいなつるはし。めちゃくちゃ打点上がるなと思ったんですが、
すぐに効果を発揮しなくなるので、観賞用でした。

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《弱者成敗》が有用な一方で、こちらはもっさりしていて使いづらい1枚。
除去なので強いは強いですが、期待値との落差からピックアップしました。デッキに1枚までにしましょう。

■使いたい(使われたくない)アンコモン3選

カード別の記事はまた別でまとめたいと思いますが、
色々書きたくなってしまったのでここでは3枚だけ。

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1ターン目に出して土地を置いているだけで勝ってしまうかわいいやつ。
相手にすると除去使わないといけなくなるので、厄介極まりないです。
タフネス3もブロッカーとして優秀で、色が合えばとりあえず入れ得。
構築で悪用されないように自分のライブラリは削れません。

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重ね張りで気持ちよくなれるお得カード。
飛行の対処が大変なので、2、3体出てきた飛行トークンをさばききれない展開になりやすいです。
基本的に4マナのカードですが、相手が1ターン目に設置してきたらつまり2枚目以降が…。ひえっ。

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手札に戻すならいざ知らず、2体とも場に出ちゃうんですよね。
1体はパーティ縛りがありますが、もう1体はなんでも選択可能なので、頑張って対処した・されたクリーチャーが一瞬で復活するすごいカードです。
クレリックデッキではCIP効果があるものがほとんどなので、場に出た瞬間からお得な神カード。イラストも綺麗で幸せの1枚。

■おわりに

最後までお読みいただいた方、ありがとうございます。
まだまだこれから自分もやりこんでいきたいので、引き続き気づきがあれば更新していきたいと思っています。
次は有力カード集、コンバットトリック集についてまとめていきたいと思っています。

おかしなところは存分に指摘していただけたら嬉しいです。
ゼンディカー夜明けドラフト、楽しんでいきましょう!

Twitchでドラフト配信していますので、良ければ遊びに来てください^^
https://www.twitch.tv/youknow0309


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