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世界各国の数字の「7」の書き方。

突然ですが、ここで一つ質問があります。数字の「7」はどうやって書いていますか?


今見えている表記が日本では一般的な書き方だと思います。しかし著者の住むマレーシアではこれでは1と間違えられてしまう事もあり、手書きで書く場合は特に注意が必要です。


日本での数字の書き方

まず一度今回の比較の対象となる日本での数字の7の書き方を見てみましょう。


今見ている文字、「1 2 3 4 5 6 7 8 9 」は一般的な数字の書き方だと思います。世界的にみても、この数字の書き方はほぼ全ての国で通じます。


一般的にタイピングしている文字では数字の七は「7」と表記されます。手書き風のフォントなどでは変わりますが、ここでは特殊フォントは除いて考えましょう。


手書きで書く場合、マレーシアで「7」と書くと「1」と間違えられる事が多いです。


果たしてそれはなぜなのでしょうか?


マレーシアでの数字の書き方

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マレーシアで手書きで書く場合は、上の写真の様に数字の7を書きます。携帯などで表示される際はフォントの問題もあるのでもちろん上の様には表示されませんが、公的文章でも手書きで数字を書く場合は必ずこれ。


なぜ数字の7だけ書き方が違うのか?歴史背景を見るとその理由が分かります。


イギリスでの数字の書き方

一般的にイギリスでは手書きの場合マレーシアと同じように数字を書きます。


マレーシアの数字はイギリスから来ているので、(植民地化されていたので)マレーシアの英語も主にイギリス英語を元に作られています。


マングリッシュ(マレーシア・イングリッシュ)もあれ、一応ブリティッシュイングリッシュが元、そこから派生された言語です。


でも確かに聞いていると発音やら言葉使いはなんとなくイギリス英語を連想させます。


数字も言葉と同じで、イギリスから伝わってきました。その為マレーシアではイギリスで使われている数字の書き方で浸透しています。


この7の書き方はイギリスやマレーシアのみならず、多くのヨーロッパの国やロシアなどで使われていて、実は世界的に見るとこの書き方の方が若干多い気がします。


ヨーロッパなどでこの書き方をしている特別な理由は無く、本当に1と区別化する為という理由です。それ以上でも、それ以下でもない!


日本では数字の1はただの縦棒かもしれないが、英語圏ではそれは不可能。大文字の「I(アイ)」と小文字の「l(エル)」ですでに区別がつかないのに1も同じ書き方にしてしまってはその文字で大混乱になります。

そこで「1」を何とか差別化する為にただの縦棒ではなく、上にすこし棒を付けたした「1」の形になりました。

これで解決すると思ったらこんどは「1」と「7」が似ていて大混乱。

その結果7には横棒を入れた方が分かりやすいだろう、という事で「7」の書き方が変わったのです。


だから7の書き方が違うのは本当に「1」とわからなくなるからという理由なのです。


アメリカでの数字の書き方

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ではヨーロッパ圏で数字の書き方が違う事が分かったが、アメリカではどうか?


アメリカでは実は人によって数字の書き方が違い、どの書き方でも読めれば大丈夫だ。所詮言葉は読めればいい物という考えなので、書き方は人それぞれ違う。


実はアルファベットの書き方も人によって多少違うので、日本で習っているアルファベットの書き方の通りに綺麗に書くアメリカ人は少ないのが事実です。

数字もそれと一緒で、6が丸っこくなったり、9の下の部分に丸が付いたり、2の下の棒をカールにしたりと本当に人によって違うのがアメリカ。


著者も様々な書き方の人を見ているが、もちろん数字の書き方が違うという理由で×になる事は無い。


4の上を付けるか隙間を開けるかも人によって違い、8もどこから書くか人によって違う。日本は数字の書き方を習うのでほとんど全ての人が同じ書き方になり統一感は出るか、その為数字の書き方だけで日本人とわかります。


統一感があって綺麗ですが、結局は間違えずに読めれば問題無いのでどちらでもOK?別に日本式で書いてもわかるし、イギリス式で書いてももちろんわかります。


最後に

世界各国の数字の数字の7の書き方についてみてきましたが、これは面白い。


実は僕の通う学校で人によって数字の書き方がみんな違った為、これは!と思い調べて記事化。


人それぞれの書き方が有って良いと思います。僕は数字の書き方自体は日本で習っているので、日本の書き方。。。数字の7だけ気を付けてちゃんと横棒付けてます。


横棒付けないで何回1と間違えられた事やら。公的文章でも7の時だけは気を付けましょう。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


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