Destiny
突然の横殴りの雨
雨宿りする場所を探す
一瞬視界に入ったあなたに
心を奪われた Destiny
今 追いかけなかったら
二度と会えない
お願い 遠くに行かないで
見失ってしまったみたい
諦めようと思ったら
目の前にいる!
さぁ 声をかけなきゃ
ずぶ濡れの野良猫が
強く見つめてるだけじゃ
あなたは気づかない
一歩歩き出したあなたの横顔
ゆっくりまばたきする癖
思い出した
若い頃の淡い片思い
渋いマスターが営む こじんまりしたカフェで
一緒に楽しく働いてた
あのときのやさしい先輩
コーヒーカップを持つ長い指が
さりげなくセクシーな雰囲気で
普段は無表情なのに
たまに見せるたった数秒の笑顔は
太陽のように素敵だった
今声をかけるって
タイミング最悪だけど
恥をかくのを恐れて
後悔するのは嫌だよ