他人じゃなく、自分に目を向ける
昨年末、仕事に関することで大きな変化があった。私は12星座占いが好きで、石井ゆかりさん、しいたけ.さん、七嶋ナオさんが書く週間や半期、年間の無料占いを書かさず読んでいるのだが、そのどれも共通して指摘していたのが「人生の劇的な変化」だった。
本当に流れるように、周辺の景色がものすごいスピードで変わっていくのを目の当たりにした。そして自分的には自然な行動―流れに抗わず、乗ること—を選択した。端的に言うと昨年3月に転職した会社を辞めることになり、まったく新しい、けれど憧れていた仕事に少し手を出してみることになった。
現在はそちらの準備を進めており、Youkanとしてのnote更新が疎かになってしまっている。活動を統合してもいいものか、どちらも中途半端になるからまだ切り離していた方がいいのか、少々悩んでいるところだ。
最近は頭の中が散漫的で、だからゆっくり読書もできない。集中力が続かないのである。1,2ページ読んでは別のことを考えていることに気づき、仕切り直しのためにお茶を入れて一休み、ついでにその間だけYouTubeを見るつもりがそちらの時間の方が長くなり、いけないと思ってまた読み始めてみてもまた1,2ページ読むと思考がどこかへ逃げてしまう…。
冷静になって考えてみると、これは焦りなのだと思う。初めての転職先を1年未満で辞めてしまうこと。新しいことをすると言ってもまだ何も形になっていないこと。計画を立てるのが苦手なので先を見通すこともできないこと。
自分の価値とはなんなのか。やりたいことは趣味にとどめておくべきで、仕事にするべきではなかったのではないか…。SNSを活用して新しい仕事の宣伝も始めているが、思ったよりもフォロワーは伸びず、自分は空に向かって言葉を発しているだけのような気がしてくる。
しかし、結局は分かっている。この焦りがどこから来るのか。それは他者への期待だ。注目してくれるかもしれない、誰かが見出してくれるかもしれない、評価してくれるかもしれない、誰かが、誰かが、誰かが…。
まだ何も形になっていないのだから、いや、頭の中でぐるぐる考え込んでいるだけで実際にほとんど行動していないのだから見出されるもなにもありゃしない。それに一つ二つ動いたところで実になるはずもない。
やると決めたのだ。誰が見なくても、まずは自分のために、ずっとやり続けることが大切じゃないのか。他力本願ではなくて、自分がやりたいと感じたこと、発したい言葉、それを信じて書き続けて、動き続けていかなければ。
そう、ここまで分かっている。けれど油断するとまた「自分の価値とはなんなのか」に戻ってしまう。ここ数ヵ月ほどずっとこの自問自答を繰り返している。
仕事が実際に動き出すのは2月1日から。走り出せば精一杯で雑念も薄れていくだろうか。まだまだ葛藤のさなかにいるが、何度も自分に言い聞かせよう。他人じゃない、自分に目を向けろ。評価じゃなく、充足感を求めろと。
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