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15)パンツの裾上げ:手まつり編
お裁縫が得意な人に
「ズボンの裾上げお願い♪」
なんて気軽に頼んでいませんか?
実は写真のようなきれいめパンツの裾上げは
沢山の工程があってわりと時間がかかるのです。
今日はその工程を写真を追って説明していきます。
ちょっと長いけど、最後まで読んで頂けたら
いざ自分でやるときに役立つかしら?
裾上げをやんわり断るときにも
お役に立てると思います♪
![](https://assets.st-note.com/img/1680227883250-jS1sof3Xzp.jpg?width=800)
足の長さに合わせて丈を決め
アイロンで折り目をつけます。
![](https://assets.st-note.com/img/1680228206427-4Cx27BnQJy.jpg?width=800)
リッパーで裾上げミシンの糸をほどきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1680230944650-T6xzCicfk7.jpg?width=800)
裾のラインをチャコペンで引き直して
裁ちばさみでカットする。
アイロンが必要な場合はかける。
(今回は切り落とすのでかけてません)
![](https://assets.st-note.com/img/1680231054758-r90XjsNa6m.jpg?width=800)
裾が細くなっているタイプのパンツなので
裾上げで裏側がツレないように
折り線よりも下の脇縫い目をほどきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1680231296389-4IuuPWo24U.jpg?width=800)
折り上げ部分の裾幅が不足するので
出来上がり線から下は斜めに縫います
![](https://assets.st-note.com/img/1680231385699-qnedoxYx8V.jpg?width=800)
出だしは2cmほど重ね縫いをします。
![](https://assets.st-note.com/img/1680231880777-SO6DrVK6E2.jpg?width=800)
縫い代を手ぐしで割ります。
手ぐし=爪の先でしごいて折り目をつけること
![](https://assets.st-note.com/img/1680232535299-10sh8yzxrl.jpg?width=800)
このままでは切った部分がほつれてくるので
布端をジグザグミシンかロックミシンでかがります。
![](https://assets.st-note.com/img/1680232587462-BMyJIEHcl2.jpg?width=800)
写真で見るとスルーしちゃいますが
ロックミシンで布端をかがるということは
ミシン糸を布色に合わせて付け替える
って作業も入ります。(しかも3本)
きちんと仕上げたい場合
同じような色の糸を持っていないと
わざわざ買うことになります…
(約¥300×3本 + 送料とか)
このあたりから自分でやることのメリットがぼやけてきますよね…
![](https://assets.st-note.com/img/1680233183987-ZVxvNcCnym.jpg?width=800)
ロックミシンの糸端を
毛糸針で縫い目の中に入れます。
(老眼じゃない人は刺繍針でもイケる?)
![](https://assets.st-note.com/img/1680233362902-Ldrr7RPkpu.jpg?width=800)
最後に裾を手縫いでまつっていくので
手縫い糸の準備をします。
(私はいつもミシン糸でやっています)
針穴に糸を一瞬で通したい方は
迷わず便利な道具を使ってください。
![](https://assets.st-note.com/img/1680233726929-giriJQClEI.jpg?width=800)
表に縫い目(糸)が出ないように
表側の布は1mmほどすくい
裏側(手前側)はしっかりすくってまつっていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1680234142200-SKwjkjcsPv.jpg?width=800)
表側から見える裾の点々が
糸をすくっている箇所です。
最後に仕上げアイロンをかけて完了!
時間は、道具が揃っている状態で1時間ぐらい。
あとがき
ね?意外に面倒でしょ?
三つ折り処理できる普通のパンツなら
自分でやってもいいですが…
きれいめタイプのパンツの場合は
買ったお店でやってもらうのが
一番安くてきれいだと思います。
もしくは糸が揃っている街のお直し屋さんで…
★洋裁技術を向上させたい人は
ぜひ自分から進んで機嫌良く受けて下さいませ。
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