”素敵”という言葉の魅力

「素敵な人ですね」「素敵ですね!」
こう言われて、嫌な気持ちを持つ者は少ないだろう。

さらに加えると、”素敵”という言葉をつかこなせる人はもっと素敵な人だと思う。
”素敵”という言葉にはプラスの気持ちが詰まっている。

今回はそんな”素敵”という言葉について、少し掘り下げてみようと思う。

語源等については、下記サイトよりご確認いただきたい。


簡単まとめると、
元々はプラスにもマイナスにも甚だしいという意味を持つ熟語であり、素晴らしいの”素”に「的」がついたものというのが有力な語源だそう。

今では素敵と書き、”敵”という感じが使われている。
なぜ敵という漢字が使われ出したのかは定かではないが、この敵という漢字を使うには甚だ違和感がある。
この部分について、調べてみると、とある面白いサイトを見つけた。


このサイトでは”素敵”という言葉に関して、
・敵は「敵わない」という言葉にも使われる
・素敵とは、もし敵だとしても、素直に白旗を上げてしまうくらい良いこと
・普通は味方を称賛するものだが、たとえ、敵であっても称賛してしまうくらいに素晴らしいことを指す
と結論つけている。

なるほど。
これはしっくりくる考えだ。
「素」=甚だしい
「敵」=敵わない
これらを組み合わせて、甚だしく敵わないぐらい存在に対しての言葉こそが”素敵”


しかし、それでも敵という漢字を使ってしまうと、荒々しいニュアンスがある。
自分たちが素敵と思う人は元々敵になるような存在なのか。
確かに昨日の敵は今日の友という言葉もあるぐらいだから、立場なんてコロコロ変わる。
それでも、なんとなく敵という漢字を使っている以上違和感は拭えない。

こんなことを考えているからか、あまり良く寝付けず、睡眠不足の状態が続いている…

自分にとっての”素敵”とは何だろう。
このようなことを考え続けて、今のところの答えがでた。

”素敵”とは、素の姿には敵わないということ
言い換えると、素の自分でいる人のことを素敵な人、今日の1日だけ調子が良い訳ではなく、これまで培ってきた、積み上げてきたその結果が素敵なのではないだろうか。

偽ることなく、大きくも小さくも見せることもない。
ありのままの自分でいられる人。
そんな人を素敵と呼ぶのかもしれない。

ありのままの自分でいられるよう、今日から一日一日精進していきたいと思う。


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