がんばるお母さんへ

子育てにはちょっとしたスキルがいります。

知らないと、これでいいのか...と迷い続け、

知ると、大きな力となります。


「ママトイレに行ってくるね、ゴメンネ、待っててね。」

子どもに「ゴメンネ」を言うことは不要です。


『子どもの自由にさせたい』は子どもにとって難しいのです。「この中から(2~5個)、一つ選んでね」というのが、幼児にとっての自由。母のコントロールに安心できます。


兄弟姉妹平等に同じものを与える、同じことをさせるよりも、「お兄ちゃんは五歳だから。あなたも五歳になったらね。待っていてね。」が、平等です。


「ママ怒るよ!」「ぱっちんするよ!」怒ったら悪いな...、ぱっちんしたら悪いな...と思うから出る言葉。2,3回注意して止めなければ、すぐその場で叱ればよいのです。


子どもは興味があればマネて、自由にやり始めます。×→「見てごらん」「こっちで遊んだら?」「あの子はこうやってるよ、やってみたら?」


「もう出る時間なのに!(怒)」という前に、「時計がここになったら出るよ」と少し早めに伝えれば、子どもは心で準備を始めます。聞こえていないようでも、彼らは耳に入れています。


『幼児に茶碗洗い』やり始めてしばらくの間は泡だらけでいいんです。お茶碗が上向きでお水が入っていてもいいんです。お皿や箸、茶碗がばらばらに置かれていてもいいんです。母は、何も言わず洗っている姿を「見せ続けている」だけで、いつの間にか、泡もなく、水も切れ、皿がきれいに並ぶ日が来ます。


「幼時期の過ごし方で一生が決まる」と言えるほど、幼児期は大切です。『母業』は誇りある仕事です。我が子を本当に愛しているのなら、母業の意味と重要性に気づき、知れば知るほど楽しさと喜びがあります。給料はもらえませんし、休みもありません。評価もされません。でも、これほどやりがいがあり、幸せの返ってくる仕事はありません。昔も今も、世界中の母が無給無休で頑張っています。

                             西川とし子


追伸

この手紙を読んでいただいたお父さん、おじぃさん、おばぁさん、「こんな可愛い子を育ててくれてありがとう。」「こんな可愛い孫を産んでくれてありがとう。」と、思いましたら、小さな子にお小遣いではなく、お母さんにお小遣いをあげて下さい。きっと母は嬉しくて、もっともっと頑張り、もっともっと幸せに生き抜く子に育つはずです。

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