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【市町村市民活動支援センター訪問記・その①】~県北(美作県民局管内)編~

ゆうあいセンターでは毎年県内の市町村の市民活動支援センターを訪問し、状況・課題のヒアリングと要望をお聴きし、事業に反映させようとしています。
今年度は先ず、令和4年7月20日に、津山市津山市役所3階会議室に美作県民局管内の市民活動支援センターの皆さまに集まっていただき各支援センターの特徴やそれぞれの組織の現状について、お話を伺ってきました。
 
ご参加いただいたのは、津山市地域づくりサポートセンター、真庭市交流定住センター、市民活動センターまにわ、市民活動センターみんなでしょうえいの4団体です。
 
<それぞれのセンターの特徴について>
●津山市地域づくりサポートセンター
市役所内にセンターを移し、津山市地域振興部 地域づくり推進室が運営しています。相談業務が主で、現在は以前行っていた貸館業務は行っていないそうです。
 
●真庭市交流定住センター
真庭市から指定管理を受けた一般社団法人 コミュニティデザインが運営しており、貸会議室やコワーキングスペースの整備、いろいろな組織に関わり社会問題の解決に尽力しているそうです。
 
●市民活動センターまにわ
NPO法人市民活動センターまにわが運営しており、美甘(グランパみかも)に事務所を移転する予定で現在その準備中とのことです。
空き家対策と移住者の支援を、高齢者の視点でサポートされています。
 
●市民活動センターみんなでしょうえい
NPO法人 市民活動センターみんなでしょうえいが運営されています。それぞれの地域の活動団体のネットワークという形からスタートしており、特定の活動の拠点は持たず、イベントの開催時などに必要に応じてそれぞれの地域にある施設を借りて行っているそうです。
 
 
参加された皆さんに、中間支援組織が持つべき様々な機能についてどのように取り組まれているのかをテーマとしてお聞きしていきました。
そのうちの一つ、「相談対応機能」について、次のようなお話を聞く事ができました。
 
<このテーマで語る:相談対応機能について>
◆津山市地域づくりサポートセンター
『来所されての相談は1/3の割合、あとは現地に出向く事が多いです。
 自治会や地域の困りごとといった地縁組織の相談が多く、内容も市民活動についての相談というよりも福祉系の相談が多いです。』
 
◆真庭市交流定住センター
『団体の設立の相談については、NPOよりも一般社団を作りたいという方
 が多いようです。やはり実際に一般社団法人を設立しているので、相談が集まるようです。
 福祉関係の受け皿となる活動が弱いと感じています。真庭にも、もっとNPOが必要だと思います。』
 
※ゆうあいセンター加藤よりコメント
『設立費用の面でNPO法人を選択しても、定款の作成にはハードルも高い
ので、相談スキルの高さが必要になります。』
 
◆市民活動センターまにわ
『真庭市ではなく、美甘地域についての相談がほとんどで、内容は高齢者についての問題が多いです。
 行政では対処できない内容が回ってくることもあって、例えば、移送について福祉の制度が使えないだろうか?などというものもあります。』
 
◆みんなでしょうえい
『もともと、地域の団体のネットワークという形でスタートしているので、その中での相談からマッチングにつなげていっています。
 立上げから年月が経っており、当初の団体だけでなく新しい団体の活動や若い人の動きについて調べていきたいと考えています。』
 
※ゆうあいセンター加藤よりコメント
『市町村を跨ぐ団体が繋がっているという事の強みを活かされていますね。』
 
 
それぞれのセンターは、設立経緯やハード・ソフト面の違いを持ちながらも、そこに住む人達との関わりから支援活動に繋げて地域課題と向き合っている様子がうかがえます。県域のゆうあいセンターとしても今回伺ったことを元にどの様な支援ができるのか考えていきたいと思っています。
 
それぞれのセンターの情報はこちら

津山市地域づくりサポートセンター
https://www.city.tsuyama.lg.jp/life/index2.php?id=6895
 
市民活動センターみんなでしょうえい
http://www.min-sho.com/
 
市民活動センターまにわ
https://blog.canpan.info/maniwanpo/profile
 
真庭市交流定住センター
https://i-maniwa.com/area/koryu/
 

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