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働く服と私たちは変わる。ECも変わっていく。【洋服の青山】

今や多くの人が利用するオンラインストア。

着替えやヘアメイクといった身支度をすることなく、自宅にいながら手軽にショッピングが楽しめる。
気に入ったアイテムをカートに入れ、ウキウキと待ち、欲しいものが欲しいタイミングで届く。

これらを実現するために、どのような工夫をしているのか?
お客様は何を求め、企業は何を発信するのか?

今回は、担当者にお話しを聞いてきました。

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細山 清孝
入社1994年。THE SUIT COMPANYのEC・デジタルを担当。その後、本社(広島県福山市)へ異動。人事部を経て、この春より洋服の青山のEC事業部(東京オフィス)に着任。オンラインストアの企画に携わる。
趣味はキャンプ、ランニング。

「洋服の青山オンラインストア」になるまで……

今のオンランストアになるまでに、様々な過程がありました。

2006年、現ECサイトの前身となる「WorldWideSize」を開設しました。
既製服のサイズが合わないお客様向けに、適合サイズを取り寄せて店舗で試せる試着予約サイトとして、サービスを展開。

その後、「洋服の青山プレミアム」としてネット限定のハイグレードラインに絞ったECサイトへと進化し、2010年には、いわゆるオンラインストアとして店舗と共通の商品を販売し始めました。

これから10年が経ち、今のオンラインストアになりました。

2019年、大規模リニュ―アル

実はみなさんが利用いただいている洋服の青山オンラインストアは、2019年に大規模リニューアルをしました。

これまではカラーを多用し、セールやキャンペーン情報を強調するサイトでした。
リニューアル後は白を基調とし、サイト全体へ清潔感を演出。商品そのものをフォーカスしたシンプルで見やすいサイトに変わりました。

スタイリング画像からマネキン画像や、吊り画像に変わったこともポイントですね。

スタイリング画像は着用イメージ分かりやすく、お客様がコーディネートによる購入後の具体化ができます。
一方、リニューアル後のマネキン画像や吊り画像はPC・スマートフォンで見た際に視認性が高く、目に留まりやすいです。

2019年頃のオンラインストア

リニューアル前のオンラインストア(2019年)

2021年のオンラインストア

 現在のオンラインストア(2021年)

私たちが扱っている「スーツ」というアイテムは、カジュアルのアイテムと比べると特殊なのでシルエットが分かりやすいマネキン画像を。
また、商品詳細画像は正面、後ろ、細かなディテールが確認できるようにしています。
これにより素材や機能がお客様に余すことなく伝えられると思います。

吊り画像はカットソーやニット、カジュアルジャケットなどで採用しています。生地のドレープをきれいに表現してくれます。
もちろん商品によってスタイリング画像を使用したりと、使い分けていますよ。

画像と併せて商品詳細も読んでいただきたいですね。EC事業部のささげチームが、新作入荷時にこだわり作成しています。
ぜひチェックしてください。

働く服と私たちは変わっていく

こういった取り組みを見ていてしばらくした後、単品アイテムだけではなくコーディネート訴求ができるコンテンツが必要と感じました。

ちょっと前だと「カジュアル化」。最近だと「多様化」と言われていると思いますが、私たちの働く服は年々変わってきています。

私も、数年前にはこんな格好して仕事していると思わなかったですからね。(笑)

仕事中

プロフィールのお写真の他に、普段のコーディネートを撮らせていただきました。ありがとうございます!(note編集部)

正直、何を着ていいか迷っている人が非常に多いと思います。

“ビジネスウェアはスーツとシャツ”という制服的考えもありましたが、リモートワーク拡大により更に仕事服の種類が増え、着こなしの幅も変わりました。

私たちはこだわりの詰まった商品を持ち、情報はあるものの、購入の決め手にはなっていない。やはり実際の着用画像が必要と思ったのです。
モデルではなく、等身大の自分と重ねられる着用画像が。

この想いをきっかけに、現在のスタッフコーディネートが2021年4月に生まれました。

スタッフもお客様も満足できる形に

実はこのスタッフコーディネートに似たものが、過去にもありました。

以前はブログという形で運用していて、各店がブログを持ち、スタッフが商品のおすすめポイントと併せ画像を投稿してくれていました。

その形でも良かったのですが、一部ブログに対してネガティブな声もあったそうです。そういった経緯もありスタッフコーディネート企画当初、周りは良い反応ばかりではありませんでした。

様々な意見がある中、スタッフもお客様も満足できる形を提供したい。
企画メンバーと何度も話し合い、各店の担当制ではなく挙手制へ変え、「やりたい」と言ってくれたスタッフだけが、コーディネート投稿できる仕組みにしています。

せっかくならお客様の目に留まりやすい環境にするため、オンラインストアのトップページに設置。

普段行く洋服の青山では見えない、いろんなスタッフ、いろんなコーディネートをオンラインストアなら見つけられる
私は、スタッフを見てもらうだけでも大きな価値があると思っています。

スタッフコーディネートの活用

当時あったブログは既に閉鎖していたため、今の形になるまで現場で働くスタッフに一人ひとり協力依頼をしました。
SNSで自ら発信しているスタッフや、オシャレ自慢のスタッフの情報を全国から収集。

当初はスタッフの画像と、商品情報、着用コメントだけでしたが、コーディネートスタイルに合わせて絞りこみ検索できるように改修。今後も新しい機能を実装するつもりです。

この取り組みがきっかけとなり、スタッフが着用することでより一層商品イメージが沸くようになった点はもちろん、自社のオウンドメディアやメルマガ、アプリなどで訴求できるコンテンツの幅が広がりました。

まだまだUI改善が必要ですが、より良いコンテンツに仕上げていきます。
楽しみにしてください。

オンラインストアに求められること

これまで、購入した商品を近くの店舗で受け取れる「店舗受け取り」、店舗でサイズ確認してから購入できる「試着予約」、ネットで店頭在庫を確認し取り置くことができる「店舗取り置き」など店舗送客できる仕組みを、オムニチャネルとして強化してきました。

購入の仕方

お客様にとって最善の方法が選べる。

こういった取り組みができるのは、みなさんの自宅や職場の近くに洋服の青山があるというスケールメリットが大きいですね。

今、オンラインストアに求められているのは、カートに入れて購入するだけではなく、商品イメージを膨らませ店頭でもシームレスに買い物ができるツールとして活用できることだと思います。

ビジネスのパフォーマンスを上げるために、ファッション衣類に限らず幅広く提供していきます。

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