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バスケばっかりの生活から突然アーチェリーを始めた理由

私は小中高の10年間はバスケ部に所属し、大学ではアーチェリーに所属しました。

多くの人はこう言って驚きます。「なんでそんなにバスケをやってきたのに、競技性が全然違うアーチェリーを始めたんだ???」と。

まあ当然です。バスケは球技でありチームスポーツです。一方アーチェリーは弓と矢を使いますし、個人スポーツです。普通に考えれば2者には大きな違いがあると言えるでしょう。

しかし私はこの2つのスポーツのある共通点に着目し、アーチェリーを始めようと決めました。今回はその話をしていきます。

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大学に入学するとどんな団体に属するかを決める必要があります。自分の好きなことができるサークル、ガチガチに物事に打ち込める部活動など、たくさんの選択肢があります。

私は小中高と部活動でバスケをやってきましたが、大学ではバスケを純粋に楽しみたいと思い、バスケサークルを選びました。

しかし実際に活動に参加してみると、どうも楽しめませんでした。バスケをガッチリやること自体に価値を見いだしてきた過去とのギャップが原因でした。そのためサークルとしてのバスケはすぐに終わりました。

その経験から私は何か打ち込めるものがあった方がいいと思うようになりました。特に今までの経験が活きそうなものがあったらなぁと思い、色々と探し回りました。

そんな中で出会ったのがアーチェリーです。私はこのスポーツはバスケととても似ている部分があるんじゃないかと思い、興味を持ちました。

バスケとアーチェリー。一見すると全然違うスポーツのような気がしますが、ある点では共通した競技特性を持っています。

それは何かを狙うということです。

バスケでリングにシュートすること、アーチェリーで的の中心に矢を放つこと。私はここに共通している部分があると考えました。

何かを安定して狙うためには、常に同じ動作を繰り返す必要があります。そのためバスケでは自分のシュートフォームを固めます。これはアーチェリーでも同じで、自分の打ち方を試行錯誤しながら作っていきます。この考え方は似ている部分が多いと思います。

話が少し逸れますが、私はもともとバスケのシュートが得意でした。その一方でドリブルやディフェンスなどは苦手で、とても苦労していました。そのためシュート力だけ見たら試合に出れるかもしれませんが、総合的に見たら全く試合に出れるようなレベルではありませんでした。

アーチェリーではバスケで言うシュートだけが競技として求められていると言えます。バスケでひたすらにシューティングしていたのがそのまま競技なるといった感覚でしょうか。私は「ある意味自分が得意なことだけが競技になるって凄くないか???」と思い、アーチェリーに惹かれ、入部を決意しました。

全体で見たら違うと思うものでも、細かく見ていくと面白い共通点があるかもしれない。こうした考え方は頭の片隅に置いておこうと思います。

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