企業タイアップ案件が集まるYouTuberの3つの特徴
皆さんこんにちは!先日はゲーム業界の中でも年に1度の大イベントである「東京ゲームショウ2019」に今年も参加をしてきました。今年は昨年に比べてスマホゲームの出展数が減少し、eSportsの出展やイベントが増加していました。売上が右肩に下がっているスマホゲーム業界にいる僕らとしては正直なところ「ぐぬぬ、来年は盛り上がってくれ!」と思いつつ、盛り上げのために僕らメディアとしても一緒に頑張っていこうと思いました。
さて今回は、YouTubeクリエイターたるもの多くの方が考えているであろう企業案件について触れていきたいと思います。「こういうチャンネルには企業案件を依頼したくなる!」という要素をギュッとまとめたので紹介していこうと思います。
仕事依頼をしたくなるYouTuberの特徴
さて本題になります。クリエイターとしての活動をしているも企業からタイアップの依頼が来ないという方もいらっしゃると思います。まずは企業がタイアップを依頼したいと思えるYouTubeクリエイターの要素を紹介させて頂きます。
(1)エンゲージメント率が高い
(2)平均視聴数が安定している
(3)成果に繋がる可能性
要素としては大きく上記の3つというのが結論です。
(1)エンゲージメント率が高い
エンゲージメントとは視聴者との関係性を指しており、関係性が深ければ深いほどタイアップ商材をポジティブに見てくれてコンバージョン(成果)に繋がりやすいと考えられます。
エンゲージメント率 = (いいね数+コメント数) ÷ 視聴回数
動画1本で見るのではなく直近複数本の動画のエンゲージメント率を見て判断します。エンゲージメント率1.50%を平均値とし、3.00%を超えると高いとされていますが、登録者数5万人までのチャンネルであれば4.50~5.00%を超えるエンゲージメント率を以って高いという判断をしています。(※投稿ジャンルや登録者数によって判断の変動はあります)
ファンとのコミュニティを大事にして、いつもお見事な数字を出されているゆうこすさんのタイアップ動画では21万回の再生数を出しても2.09%という高いエンゲージメント率を出しており、概要欄にあるアプリDLのクリック数だけで1,000回以上、概要欄の計測URLを踏まずに直接アプリストアを開くユーザーを仮に3倍の数いるとすると3,000回を超えてきます。
ゆうこすさんのタイアップ価格にもよりますが3ヶ月会員費無料コードの配布も相まって高いコンバージョンだったのではないかなと予測しています。このように普段の動画から高いエンゲージメント率だとタイアップの依頼も増えやすくなります。
(2)平均視聴数が安定している
平均視聴数はイメージしやすいかと思いますが、タイアップ動画を公開したもののそのタイアップ動画だけ再生数が低くなっては、見栄えも悪く、効果にも繋がらずに結果タイアップ費用に見合わない可能性が高くなります。そのため対象のクリエイターの視聴数は安定しているか否かをクライアント企業は見ています。この時に大事なのが普段とは異なるタイアップ商材を公開しても視聴数が見込めるか、ということです
これはクリエイター自身にファンがついていないチャンネルや、特定のゲームタイトルのみを実況するゲーム実況者に見られ、コンバージョンの期待値を測る上では(1)のエンゲージメントと同様に重要な要素となります。クリエイター自身にファンがついていないというのは、エンゲージメント率やその他SNSを見れば分かると思います。
ゲーム実況者に見られるというのは、クリエイターの価値が特定のタイトルでの需要のみとなっており、異なるタイトルまたは別ネタになると途端に再生数が伸びなくなってしまう現象です。誰もが初めは特定のタイトルだけになるのは仕方ないことですし、特定のタイトルだけで再生数を伸ばせているのは素晴らしい事ではありますが、ことタイアップとなるとコンバージョンの期待値を考えると依頼がしづらくなってしまいます。以下はタイアップとは別で余談ですが、私がクリエイターとして活動していく為に僕が強く伝え続けている事の一つとして、その特定タイトルの勢い(需要)がなくなるとイコールでチャンネルの衰退となってしまうので、クリエイターとしての息も短くなってしまいます。そのため、特定タイトルだけの需要からクリエイター自身への需要にシフトできるような準備をコツコツしていく必要があると考えています。
(3)成果に繋がる可能性
これはタイアップ商材とチャンネルとの相性の観点となります。投稿ジャンルや動画の性質、チャンネルの視聴者層(男女比、年齢比や趣向)等を商材と照らし合わせます。コスメの商材をゲーム実況者に動画公開してもらっても高いコンバージョンにはならないだろうという考え方になります。
そのためYouTubeクリエイターの皆さんは、ご自身のチャンネルではどういったクライアント企業からのタイアップだと相性が良くて、どういった商材までを扱う事が出来るのかを客観視することが重要です。
ことPCゲーム実況者であれば、「ゲームタイトル」「PC本体」「周辺機器」の依頼があるでしょう。ただそれだけだとタイアップ回数が伸びないので、スマホゲームのタイアップも受けられるように、日頃からSNSや動画内で触れるだけでも発信をすることで、「ゲームタイトル」「PC本体」「周辺機器」に加えて「スマホゲーム」のタイアップも受けられるように出来るかと思います。ただ広げるだけ広げても(1)と(2)を見られるのでその数値も高い状態でなければなりません。
まとめ:視聴者からのエンゲージメントを大事にしよう
おさらいしましょう。今回はタイアップ案件に興味をもつ方へ向けて、クライアントないし広告代理店、事務所が考えている事を紹介しました。実際にお金を支払うクライアント側の立場になると至極当然のように見えてくる内容ではありますが、普段なかなか客観視できていなかった方々にとって参考になったら嬉しく思います!
(1)エンゲージメント率が高いチャンネルであるか
(2)直近の動画の平均視聴数が安定しているチャンネルであるか
(3)成果に繋がる可能性のある雰囲気と視聴者属性であるか
ということを今一度考えるきっかけとし、改善に務めて貰えればと思っています。
次回は今回の内容と近しい要素たっぷりの「事務所にスカウトしたくなるYouTuberの特徴」という話しを行おうと思います。実は今回の内容と一緒くたに作っていたのですが膨大なボリュームになり、記事末尾のまとめに収集がつかなくなる未来が見えたので分ける事にしましたw
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