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僕、『いらち』になる

自分は元々そんなに、イライラする気が短い方ではないと思っていたけど、会社を経営するようになって「あれ、自分ってこんなに『いらち』だったかな・・・?」と感じるようになった。『いらち』とは、関西でよく使われる言い方で、「あわて者」とか「気が短くてイライラする性格」のこと。ビルの管理会社、コピーのリース会社、電話会社、監視カメラの会社などなど。やっぱり、一つ一つのことが自分ごとになったのが大きいのかな。きちんと詰めてない、雑なことをされると、ブワァっと鬼が出てくる。言い方とか、あかんと思いつつも・・・。鬼滅したい。

しかし、緊急事態宣言が解除され、営業も再開できるようになると「いらち」具合が若干マイルドになってきたように思う。いや、やっぱり起業してすぐ休業せざるを得なくなって、かなり不安が募っていたんだろうな。1ヶ月間ずーっとお客のいない店内で、休業補償の書類を作成したり、店内を整えていったり・・・そんなこんなしているところに、ビルの管理会社から家賃の請求書が届いた。書類にしょーもない記載ミスがあった。普段なら流すけど「おらァ!!」と鬼が。。悪鬼滅殺と腕に刻みたい。

僕も今まで公務員として働いていたので、役人が怠けていたり、何かこう悪気があって仕事をしているわけではないのはもちろん知っている。皆一生懸命だし、自分の仕事に真摯に取り組んでいる。少なくとも自分の周りはそういう人たちだった。けど、この切迫した感覚は、どうしたって実感できないのではないかと思う。僕はたまたま商売をするようになったから、こんな風に感じているけど、環境によって感じ方に差が出るのは当然ある。政治家がどうとか、国がどうとか、なんか、あんまりそういうことを言っていてもいいことないし、それよりも、自分が何ができるかを考えるようにしようと思う。

緊急事態宣言が解除され、商売が再開できるようになって、マイルドいらちになったから、今のうちにしっかり研究しよう。鬼いらない。

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