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【ようびのものづくりの軌跡_大崎下島久比 Nurse&Craft様Fablab】

広島県の瀬戸内海に浮かぶ島である、大崎下島の久比という地域にて、
介護士さんが、実際の訪問介護だけではなく、3Dプリンタなどの最新のデジタルファブリケーションを使って、患者さんの体の動きをサポートする「自助具」をつくりだすという、「介護×ものづくり」の新しい介護の仕組みで活動を進めておられる「Nurse&Craft」さんのFablabを設計施工させていただきました。

建物は築150年以上の木造古民家の長屋門。
1Fはギャラリーとして、前の通りと、敷地内部の庭をつなぎ、2Fは実際に加工場として機能するFablabとして設計を行い、実際の施工の際には、Nurse&Craftの方々や一般社団法人まめなの方々とワークショップを重ねることで、建物が使い始められる当初から、地域の方々にとって愛着のある空間を生み出しました。

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内部は、FablabらしさとNurse&Craftさんのロゴにも由来する久比の風景である「波」と時を重ねた美しい皺のイメージをデザインに反映しました。什器類は、青い色紙が挟みこまれた特殊な合板や、廃棄される岡山産のデニムをアップサイクルした素材を利用し、Shopbotで波状に加工した意匠としながらも、木造古民家としてのポテンシャルである立派な松梁や、既存の壁をいかし、古くからの雰囲気と、デジタルクラフトを融合させた意匠となっています。

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この大崎下島では、今後も木造古民家を改修するプロジェクトを進めており、木造建築の魅力と可能性を追求し、新たな場所をつくり続けていきます。

Nurse&Craft様

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