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【15回連載! インタビュー企画 Vol.6 】~インターン生から、インターン生達へ~

ようびでは、地域人材の育成や、ものづくり、ブランディング等について実践的に学ぶことができるスクール事業やインターンシッププログラムをコーディネートしています。

そんなようびの様々なプログラムに、インターン生として参加してくれた就実大学教育学部の由藤さんが、同じようにプログラムに参加された他のインターン生や事業者様に、学生ならではの視点でインタビューをしてくれました。
現在、連載でお届けしています!ぜひご覧くださいませ。

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今回インタビューさせていただいたのは、「いちはら魅力向上塾」に参加された塩谷桃加さんです。

いちはら魅力向上塾は、千葉県市原市の地域人材の創出や地域活性化を目的とする実践型スクールプログラムです。ようびでは、こちらのスクールプログラムのコーディネートに携わらせていただきました。

塩谷さんは普段、まちづくりに関わるお仕事をされており、「長柄町を元気にする会」というプロジェクトを運営されています。

いちはら魅力向上塾のプログラムで塩谷さんは、「バンブーチャイムを楽しむ会」という、竹を使って作る「バンブーチャイム」という楽器を制作する会を企画されました。
大学生の時からまちづくりに関心があったという塩谷さん。今回のプログラム参加までの背景には、まちづくりへの熱い想いがありました。

――プログラムに参加したきっかけや理由を教えてください

(塩谷さん) 私自身が市原市市東地区の隣町の「長柄町」で地域おこしの活動をしようとしていて、そういうプロジェクトの動かし方みたいなものを勉強したいなと思っていたのと、最近アクティブに活動できていなくて、何かやりたいなと思っていたので、今回参加を決めました。

――今回のプログラムで印象に残っていることや楽しかったことを教えてください

(塩谷さん) バンブーチャイムを制作した時に、指導してくださった地域の方がすごく良くしてくださって・・・初めてバンブーチャイムを作ったときに、あまりいい音が鳴らなかったんですね。その時にその方が「失敗じゃなくて、あくまでもデータを積み重ねているだけだ」とおっしゃってくださって、この言葉がとても素敵だなと心に残っています。
楽しかったのは「竹を切る」という体験ですね。今東京に住んでいるんですけど、もともと田舎出身ってこともあって、土のにおいだったり、落ち着いた雰囲気だったりがすごく懐かしくていい時間だったなと思います。あとは自由に何でも挑戦できるという環境がとても新鮮でしたね。竹を切って、ひたすら割って・・・ただただそれが楽しかったですね。

――参加して得た力は何だと思いますか? 

(塩谷さん) 長柄町のプロジェクトが思うように進まなくて悩んでいたのですが、今回のプログラムで「何事も楽しくやればいい」という思考を得ることができました。あとはシンプルに竹を切るスキルだったり、知識だったりが会を通して身についたと思うのですが、特に印象に残っているのが、1本の竹を切る大変さを身をもって知ったことですね。これがきっかけで、ものの価値について考えるようになりました。

(塩谷さん) 今自分が所属しているまちの良さに気づく瞬間を作りたいという気持ちがあって、まちづくりに関わるお仕事をしようと思いました。

その背景としては、自分は北海道出身で、大学進学をきっかけに千葉に移住したんですが、そのときは、千葉より北海道の方が圧倒的に魅力的だって思い込んでいたんですね(笑)でも、いざ移住すると北海道にないものがたくさんあって。例えば、瓦屋根の古民家や、歴史のある神社やお寺にすごく心を惹かれました。

そういうところからまちづくりに興味を持ち始めて、まちづくりに関わる学生団体に所属したんですけど、ある時にコンサートを企画して実施することになって。照明だとか食事だとかを工夫して場づくりをしたときに、今まで見てきた町の中に、こんなにきれいな瞬間を自分の手で作ることができるんだと、とても感動して・・・その時に、まちの魅力を演出の力も利用しつつ、再認識できる場所を作ることが自分のやりたいことなのかもしれないと直感的に思いました。
その流れで会社選びをして、今の会社に入ったという感じですね。

――今回塩谷さんが企画された「バンブーチャイムを楽しむ会」は、どのような経緯で企画されたのですか? また、その会の魅力は何ですか?

(塩谷さん) その地域にある「村田川」を楽しく歩きたいなと思ったのと、他の方と話していた時に「竹」ってキーワードがたくさん出てきて、じゃあ「竹を鳴らしながら歩いたら楽しいんじゃない?」という発想になって企画しました。魅力としては、大人も子どものように自由に創意工夫して、没頭できるところですね。自分も今後、ロングバンブーチャイムや別の楽器も作ってみたいなと思っています。

――あなたにとって、一番大切な「価値」は、何ですか?

(塩谷さん) 「好きな気持ち」ですかね・・・。論理的に考えた方が筋も通るし、説得力もあるしで、良いってことは重々分かってるんですけど、直感型の私にとっては、「これが好きだな、やってみたい!」みたいな直感で感じる好きな気持ちがいちばん重要だと思ってます。

今回の塩谷さんのインタビューで、「失敗じゃなくて、あくまでもデータを積み重ねているだけだ」という言葉であったり、塩谷さんがまちづくりに興味を持つまでのお話など、個人的に素敵だなと思うエピソードをたくさん聞くことができました!
また、長柄町についてのお話もうかがうことができ、塩谷さんの長柄町に対する愛を大きく感じました。
これからも「長柄町を元気にする会」の活動、楽しみにしております!
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塩谷様が、いちはら魅力向上塾でのワークショップを心から楽しんでくださり、ご自身の活動をさらに広げられていること、とても嬉しく感じました!

※できるだけプログラム参加者様の思いや言葉をそのままお届けしたいという考えから、インタビュー内容についてはほぼ未修正で掲載しています。

長柄町を元気にする会

いちはら魅力向上塾

https://jirei.youbi.me/2022/03/31/1689/

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