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「YAU TEN」に行った話

某八戸市美術館の感想みたいに炎上?しないように先に断っておこう。私はちょーっと美術とかそういうのが好きなだけの人畜無害な一般人ですよ!っと。
批評は、たぶん出来ないんじゃないかな。大学卒業以降学術的なものに触ってこなかった(と思う)し、あくまでも小市民の感想としてとらえてもらえればと思います。そもそも影響力は無いだろうがな。あったら嬉しいが、まあ。無いんだよなあ、現状。

さて、YAU TENについては↓

おしゃれなホームページですわね。
個人的には後ろで図形がうにうにされると気が散って読みづらいのだが、情報提供としては別媒体を用意してるから(noteもPeatixもあるし)良いってことなのかなあ。

全体的に、街や観衆に対して開かれてるんだか開かれてないんだか分からんような気がした。NOTICE!サインは出てるけれども果たして、どのくらいの人が作品に注目、あるいは気付けたのだろうか。残念ながら日常生活を送るにあたってスマートフォンという文明の利器を手にしてしまった我々は、スマホの中にある(あるいはそのもっと先に用意されてある)情報のほうが極彩色蛍光色の弾幕になっているように思う。
パーソナライズされた刺激以上に外界に注意を向けることができる人はどれだけ居ただろうか。スマホ連動のアプローチがあってもいいのかなとは思った。GINZA SIX名和晃平の鹿ARみたいな。(あの動画を見る人がどの程度居るか不明だが)

しかも、「アートってよく分かんねぇや」っていう層には全然届かないのではないだろうか。届けることを目的としていないのかもしれんが、YAUっていう特殊集団ぽさがあり、そんで、わかんないものって忌避したくなりませんかね。しかもなんか黄色いし。危険色じゃんね。相互理解を阻んでしまう(アートってやっぱりよく分かんねぇな)って気がした。
分からんという感想を抱くのでも良いんだよ!!!私も正直よく分からんかったし、もっと掘り下げて作品制作できるんじゃないかな!って思ったのもあるし!!!なんだろう、そういう発見の芽は摘みたくはないね。

その点で言えば、地下相談所の空間は私は結構好きだったな。和風ダイニング居酒屋の居抜きらしい。この会期以前にも相談会があり、って話を聞いたし、ツアーに参加させてもらって見学したあと、再入場して相談させてもらった。
相談というかなんというか。お話を聞いてもらって、国立近代美術館のキャプション良いよねって話だとか、どんな展示を他でやってるかとか。要は推し活だよねって話だとか。(だからこのnoteを始めた)
「兄ちゃん、ちょっとやってるかい?」って入れるような居酒屋感がいいな、って思った。入るのはまあまあ緊張したけれども!他の活気ある店舗に入るのと同じような歩調を持っていればそのまま、入っていけるんじゃないかなあって。

あと、ここで「真きび酢」復活、再興に向けて頑張ってる方のお話も聞けた。

本当に微力しかないのですが、とっても応援してます。頑張ってる人見ると、あっ、自分も頑張るぞって気になるし、そういう空間になってたから、あれですね、オフィス街に、いや、ビル一本につき一部屋はこういう言論乱闘できるスペースがあると面白いのかもしれない。


逆に、本会場は10階だったから、「行くぞ!」って気がないと行きづらいのはネックだったのかもしれない。エレベーターでふるいにかけられてしまう気がしたし、めちゃくちゃオフィスなので身構える。インターホン押して、入室前にはコートを脱いでおいて、みたいな。窓口にすっごくフランクな人がいればその心配もないけれども。そもそも、10階まで来てるんだ。覚悟のある人しか居なかったかもしれねぇや。

トークセッションや、その日にやっていた中銀カプセルタワービルのバーチャルツアーについても書こうと思いましたが、長くなってきたので別のページにしますね。
頓首頓首死罪死罪。

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