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大工修業、2日目。

今日の修行は解体作業。

20年以上空き家だったと思われる
この古民家が今日からの修行現場。

大工修行の現場となる古民家
(すでに30年ほど空き家だったらしい)

まずは今日使う道具の説明。
バール金槌

金槌とバール

この2つの道具を使って、
壁と天井についている新建材(古民家が作られた時にはなかったもの)を剥がしていく作業。
このバールを使って釘を抜いていくのだが、
釘が中で錆びているのかめちゃくちゃ硬い!

一生懸命抜こうとすると
脚立から落ちそうになるし、
もちろん解体真っ只中の古民家だから
床は廃材というか土剥き出しだし、
脚立ガタガタするし。

古民家改装でそんな甘いことは言ってられないんだろうな〜
と思いながら、必死に釘抜き。
古い釘にバールを差し込むように
金槌で打ち込んでいき
テコの原理を使って抜く。
どれとどれの建材にどの向きから釘を打たれて止められているかをイメージして、
その間にバールを入れてテコになるかを、考えていく。

って、わかっていても錆びたくぎはとにかく硬い。

TIPS
古い釘は一度動かすと抜きやすくなる時もあるので、
わざと金槌で一度釘を打ち込んでから抜くと抜ける時、がある。
また、バールを必死に倒すだけの力だけでなく
反動(ドン、ドン、ドンとしばく感じ)をつけてやると抜ける時、もある。

by親方

そんなこんなで無我夢中に抜いているところに
どデカバール登場❗️

長い方は1mぐらいある

大体の原理が分かってきたやろ?というタイミングで。さすが大工の親方、最初から楽なものは出しません!
うわ〜めっちゃ力入るやん!!
バッキバキ倒して、
ってそんな簡単ではないけど、
なんとか2日目終了までに屋根裏が見えてきた。
屋根裏がこれぞ古民家!って感じで、めちゃくちゃカッコよくて感動

昭和になってから土間が無くなったことで
天井を塞いだんだと思われる。


釘vsビス
古民家には釘が使われているが、家を建てるときに見たことある風景
といえばインパクトドライバーを持った大工さん。
ビスだったらこんなに苦労して抜かなくても、インパクトで
ダダダダダ・・・で抜いていけるのに。と思っって聞いてみたら、
ビスは横からの力が加わると簡単にポキッと折れるのだそう。
違って釘はしなるのだそうだ。なので家を頑丈に作ろうと思うのであれば
釘を使う方がいいらしい😎

by親方

2日目の晩ごはん。

紡のメンバーが毎日日替わりで晩御飯を作ってくれました。
ハンバーグ!!普段食べれんから超嬉し!

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