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大工修行、いよいよ最終日!

なんとか、床を入れたい最終日!
ねたと大引を入れるための土台のレベル取り(中だるみの確認)
糸巻きの登場である。
端と端に糸を張り、その両端の糸の下に同じ高さのものを挟む。
そしてその同じ高さのものを動かしながら高さを確認していく。

土台がひずんでないか確認
糸巻

水平が確認できたところで
鋼製つかを入れて高さをキープする。

鋼製つかを入れて中だるみが無いようにする

水平が取れた状態で大引と根太が入るところに墨壺を使って
墨をかく。
墨壺の使い方は、針に紐を2周くらい巻きつけて、針を刺す
逆サイドのマークのところまで墨のついた糸をひっぱり爪の先で
ピッタリとマークと糸が合うようにした状態で結構キツめに引っ張る。
爪で押さえた手と逆の手を使って糸を弾く。
すると墨が真っ直ぐとつく。
その時できるだけ、真ん中で弾くとより真っ直ぐとなる。

墨をつけたら大引と根太の長さが決まるので、
長さをスケールで測定し、切っていく。
その時、どういう風にはめていくのかを考え長さを測定。
(顎の分やほぞの分の長さを足して計算)

顎描き
①マーク線から2mmほど内側にのみを入れて
②レの字に掘っていく
③掘っては横を整えて、、、の繰り返し

ほぞ穴
①縁を切る(のこぎりで)
②マーク線から2mmほど内側にのみを入れて
③同じくレの字に掘っていく

のみの使い方

僕は大引を担当して、3本のうち
1本はほぞに入れる感じで残り2本は下から受ける感じで取り付けた。

ほぞ穴の掘り方
「顎かき」と「ほぞ穴」

そんな作業の最中、
親方が大黒柱の入れ替え作業をしていた。
このシロアリ被害を受けている部分を切り落とした大黒柱に
新しい柱を取り付ける。

これが、
ここにはまる


ぴったりはまった大黒柱

最後の最後まで、ほんと親方すげーって思った。

大黒柱を入れ替え、
張り終わった大引と根太の上に畳下を引いていく。
角は、ヒカリツケで、柱の向きなどにピッタリ合うように
そして、再度は墨壺で真っ直ぐを出す。
と1週間で習ったことを復習しながら
大工修行が終了!!

こんな感じだったのが

ここまでできました!

親方も大黒柱を入れ替え、家の歪みも直して
もうあと50年は大丈夫だと言ってた。

大黒柱と床の間

最後の夜はみんなでBBQ
紡さんの宿「STAY×TAKA」の裏にあるウッドデッキで。
このウッドデッキもワークショップで作ったらしい。

人集め、どうやったらいいんだろう。
島に来て、色々知り合いは増えた。でも、
「友達」とか「仲間」って言える人がまだ居ないんだよな…🙃

島に戻ったら古民家改装だ。
果たしてどんな形に進んでいくのだろうーーー?

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