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中小企業診断士の落とし穴【1次試験編・前編】

こんにちは。YOUです。
今回は1次試験編(前編)です。

正直途中まで受かると思ってませんでした。
1次試験で7科目って広すぎますよね、センター試験かと・・
社会人だと勉強時間はせいぜい1日1時間〜2時間くらいが限度ですし、
残っている教科書と問題集の厚さを見てげんなりしていました。

ただ終わってみると想定以上の点数をとることができました。

<参考>一次試験の自己採点結果
◉7科目平均:72.6
経済学・経済政策:88 財務・会計:76 企業経営理論:75 
運営管理:75 経営法務:52 経営情報システム情報:76
中小企業経営・中小企業政策:66

私は独学なので途中道に迷ったりしたのですが、
最短で歩めば独学でも6ヶ月あれば十分ではないか。
今ではそのように思っています。

落とし穴や勉強のポイントについてお伝えします。
具体的な手順は後編です。


1次試験の落とし穴


▼びっくりするくらい忘れる

これは恐ろしいです。7科目と試験範囲がとても広いので、順番に勉強していって最初の科目に戻ると、ものすごくお久しぶりになります。
というか3ヶ月も期間があくと知識はほとんど残っておらず、もはや「初めまして!」と叫びたくなります。

知識はつかず、時間だけが過ぎる。本当に絶望です。

範囲も広いので忘れることは覚悟しないといけないのですが、勉強の手順や進め方は戦略を練る必要があります。

1次試験の勉強のポイント


▼長期記憶と短期記憶の科目に分ける

1次試験”当日”いかにたくさんのことを覚えていられるか。
これに尽きます。
理解が必要な科目は一度身につけてしまえば、比較的長期間記憶が持ちますが、暗記科目は覚えても忘れやすいです。

であれば理解が必要な科目序盤に勉強し後は記憶を維持する。
暗記科目
直前に勉強して当日だけ覚えている状態に持っていく
この割り切りが必要です。

幸い完全な暗記科目は2次試験には出ません
安心して忘れましょう。脳の容量の節約です。

長期記憶科目:経済学/財務会計/経営理論/運営管理/情報システム
短期記憶科目:経営法務/中小企業経営・中小企業政策

長期記憶系はしっかり反復学習、短期記憶系は直前1ヶ月で詰め込み。
これは大半の受験生が取り組んでいる方法だと思います。
私は記憶が苦手なので短期記憶系は足切りされないことだけ意識しました。

◉少し補足
1ヶ月と書きましたが、実際は2週間くらいで詰め込みました。
それどころか私は試験当日の休み時間も必死に詰め込んでました。
暗記系の科目は当日必死に考えても点は伸びません。
であれば次の科目の勉強をする方が得策だと考えて、試験を早々に切り上げて勉強時間に当てていました。

▼最初から全部を完璧に理解しようとしない

初学でこれをやろうとすると、とても時間がかかります。
そうすると久しぶりに科目をみたときに、初めまして。の事態になります。
いかに早く周回して最初の科目に戻ってこれるかが勝負なので、
まずは全体をざっと掴むレベルで良いです。

▼常識レベルに刷り込まれるまでとにかく復習

「素早く周回する」と矛盾するように見えますが必ず復習をしましょう。
時間をかける必要はなく、素早く・何日も復習するのがオススメです。
記憶することは砂で城を作るようなものです。ほっとけばどんどん崩れていく。
ただ毎日手を加えれば少しずつ固まっていく。

エビングハウスの例は無意味な文字列の記憶なので、実際にはここまで忘れないと思いますが、復習することが時間の節約と考えてここはさぼらないようにしたいです。

▼長期記憶科目の進め方は3STEP

具体的な手順は別の記事にしますが、まずはイメージを持っていただくために絵を書くことに例えます。

・STEP1  超ラフ画を作る
どこに木があって、雲があって、人がどこに何人というように、
まずは書きたい絵の構成をなんとく掴むことです。

・STEP2 肉付けをする
STEP1で描いたラフ画のパーツを一つ一つ具体化していくイメージです。

・STEP3 評価&手直し
ここでは出来上がった絵を冷静に確認します。
確認してみると消えかかっているパーツや、再発見があります。

一つ一つの科目を最初から全て理解していくことは、構図を決めずにいきなり丁寧に書いていくようなもので、ズームして一つ一つのパーツを切り取れば綺麗かもしれないですが、全体を引きで見たときに前後関係がめちゃくちゃと言う事態になりかねないです。

仕事の進め方も同じだと思いますが、いかにゴールを早めにイメージするか、それにいたるステップを洗い出しできるかが最重要だと思います。

独学の場合はここが落とし穴になるので、手順を踏むのがおすすめです。


長くなりましたので今回はここまでにします。
お読みいただきありがとうございました。
具体的な勉強法は後編に記載します。

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