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笑ってさよならしてから間違い探しをしていた

題名は、フジファブリックの
「笑ってサヨナラ」
(間違えてたので訂正...なんで間違えたんだ…ショック)


今年も二ヶ月後にはクリスマスイブがやってくる。
そして彼が亡くなって13年が経つ。
フジファブリックのvo.の志村くん。

これだけ時間が経っても
彼の死を受け入れたとか、吹っ切れた訳ではなくて
まだ悲しみは生々しく、時間が経ってもあまり変わりがなくて。


結局、新体制の3人のライブには
子供ができたりでいけてないけど
職場の一回り歳下の子がフジのファンだって知って
盛り上がったりもした。

それでも私の中で止まったままの感情がある。
人生の中でもう2度と、こんな気持ちになることはないんじゃないか
っていうくらい、複雑で割り切れない

彼の作る音楽が歌が声が大好きだった。
ライブに通い詰めたりはしなかったけど、ライブも好きだった。
もっとライブに行けたんじゃないか、
何度も後悔したけど、
後悔したってどうにもならない現実に打ちひしがれてる。

驚くくらいの大きな穴がこころにぽっかりと出来て、
自分自身で驚いた
そこまで好きだと思ってなかったし、気づいてなかった自分に腹が立って仕方なかった。

私の何気ない日常に彼の音楽が寄り添ってくれていた。

夕暮れの道で。
桜の季節に。
金木犀の香りを感じながら。
冬の夕方の陸橋のうえで。
星を眺めながら。
帰省する新幹線の中で。
好きな人を想いながら。
寒い冬の日に。
上京した時の気持ちを思い出したりして。

生活のあちらこちらに
彼の作った音楽と彼の歌声が染み付いて消えていかない。

結局いまだに消化しきれない悲しい気持ちが
毎年うっすら積もっていってる。
多分ずっとそれは変わらないんだろうな。


若者のすべて   がいろんなところで流れるたび
彼がいる世界で見たかったなと思う

歳をとった彼の曲を聴きたいと切実に願う
どう頑張ったって叶わない願いだ。


伝説みたいに崇められなくていいから
彼の新譜を待つ未来が良かった。
未来のフジファブリックを見てるからって言った
彼の未来が続いてないなんて、本当にやるせない。

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