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Get it Get it Go! SUMMER PARTY 〜ZOZOマリンスタジアム〜 @ELLEGARDEN

2008年「新木場 STUDIO COASTのチケットを手にできたらこれから何もチケット当たらなくてもいいです」って願った自分を後悔する日が来ると思ってなかった。

ELLEGARDENの新譜発表からの The End of Yesterday Tour とGet it Get it Go! SUMMER PARTY の発表。

すいません神様訂正させてください。
これからもエルレのライブ行きたいです。

心の中で土下座をしつつ申し込みボタンを押した。

神様ありがとう!と
ZOZOマリンの当選通知をみて。
再度心の中で土下座をしました。

活動休止中それぞれの活動をぼんやり眺めたり、細美さんのブログを見ながらなんとなく歳を重ねてきた。
正直にいうと、活動再開を複雑な気持ちで受け止めていたのは私自身の問題で、どうしても両手を挙げて喜ぶ気持ちになれずにいたこの数年間。
活動再開したら一緒に行こうねと約束をしたあの子は居なくて…どうしてもそこが踏み出せないしこりになっていた。

それでも活動再開から4年が経ち、The End of Yesterdayを制作する時に現役のバンドに戻るという言葉と
周りの人のとりあえず申し込みしなよ!という言葉に背中を押されて一歩踏み出せた。

ワクワクで向かいます。

台風が発生して天気予報アプリで舞洲と幕張の、予報を確認してた日々。
SUMMER PARTYの5会場全て晴れてほしいと思っていた。

台風の影響も少なく開催された当日。早い時間から現地へ。
普段エアコンの効いた部屋で仕事、移動は車の鈍った生活をしている私が改めて夏を実感する暑さ。

ZOZOマリンスタジアム

フォトスポットにフードエリアワンマンライブなのにフェスのよう。
私の夏到来!

着いてとりあえずは混む前にフォトスポットに。

屋外にあるんだろうなと思っていたら仮設の建物の室内だった、ありがたい。灼熱の太陽に打ち勝つには厳しいけどエアコンがついていて、エアコンの前は涼しい風が流れてる。それでも汗が止まらない。

バックドロップ6枚。うち2枚はスタッフの人が撮影をしてくれる。

私たちがついた12時の時点で建物内いっぱいに列ができていた。混雑した場合は荷物は置かずに、1人1枚の撮影でとアナウンスされている。
並んで撮影してとやっている間に1時間が経っていた。出る時点で入り口にスタッフの方がついて、入場を管理する形にかわっていた。

前の人の写真を撮って、後ろの人に写真をお願いする。昔には無かった文化だなと思いながら、みんなスマホで記録を残せるのほんといい時代じゃないか。


発表された時から楽しみにしていたStrawberry Margaritaと
ボンベイさんのカレー。

全会場で販売された「横浜ボンベイ高田馬場店×高田雄一」
カレーとお願いして出してもらったレシート。
めっちゃ長い商品名は流石に表示されてないけど多分入力されてはいるんだろうな。
Strawberry Margaritaアルコール有りと、無しと

ゴロゴロ具沢山で、スパイシーだけど辛すぎないカレーで美味しかった。
このライブを思い出すときにこのカレーの味も一緒に思い出すんだ。
(あまりにもカレーって言いすぎて、職場では休み取ってカレー食べに行ったらしいよって言われてます。あながち間違いでもないけど)

チャンスがあったらお店にも行きたいなぁって考えてる。
細美さんのブログで、LAでみんなで食卓を囲んでる写真まであった高田さんのカレー。ラジオでは全然別物って言われてたけど食べられてよかった。

マルガリータは凍ったイチゴが入ってて、美味しくて幸せだった。

ちょうどリハが始まって音漏れが聞こえてきて
美味しいカレーを食べておさけも入って、お友達とワイワイして、抜けるような青天でついうっかり「もう思い残すことないわぁー」
って言ってしまって、周りの人にまだ早いって言われる始末。

そうだ!まだライブ始まってない‼︎

SUPER BEAVERで繋がったフォロワーさんたちと集まっておしゃべりして。
こんな真夏の天気の中で笑い合ってるなんて

スタジオコーストから帰る電車の窓に映った悲壮感溢れる顔の私には想像もつかない未来だった。


ゲートが混む前にそろそろ入場しようかと移動
荷物チェックもIDチェックも写真と名前と実物とちゃんとしたチェック。
それなりの数のスタッフさんがいて、混雑もせずに入場。

頻繁ににゴミを回収して、落ちてるゴミを拾うスタッフさんが常に場外を回っていて。無料のウォータースタンドもかなりの台数があって、塩分補給のタブレットも無料で置いてあって、学生は一部(¥3000)返金の窓口があって。子供向けのイヤーマフの貸し出しがあって。ファミリー席が設定されていて。

これは愛じゃなければ、なんなんだろうと思う。チケット代考えるとさ…

でも愛じゃお腹が膨れないことを知ってしまった、大人な私はちょっとだけ心配するし、この愛を別な愛で返したいと思ってしまう。


場内の売店がやっていたので軽くつまむものとドリンクを買って席へ

席はスタンド席。
三塁側55列。
後ろは壁。最後列。

前の席が埋まるまで、立ち上がったら転げ落ちるかもしれないとちょっと怖かった。
雲の切れ間から夕陽。綺麗すぎて泣きそうになる。


ずっと風が吹いていて、遠くに海が見えて、アリーナエリアに人が増えていく姿をみて胸がいっぱいになっていく。

18:00になると04 Limited SazabysのGENさんと
BRAHMANのTOSHI-LOWさんのインタビューがモニターに映る。ライブを楽しむために彼らの言葉で伝えられたことは、コロナ禍を経てライブシーンは今までと同じわけにはいかないこれから新たな文化を作っていかないといけないんだ。と細美さんもラジオで話していて。それに向けての取り組みなんだろうなと思う。

細美さんが出てきて、注意事項の説明。

母ちゃんが来てるからこんなこと言いたくないんだけど…と一瞬言い淀んで
ダイブは射精と一緒、我慢できなくなって飛ぶもの。そう何回もいけない。と(昔ペイチャンネルでちょうどいいところで複数でね…って話出した人と根本は変わってないよねwwwって思いながら聞いてました)

上に上がったら手足をジタバタせずにお行儀良く!
飛んじゃってごめんなさいって気持ちで。
って飛び方のレクチャーして
セキュリティがいない時もあるから、って降り方の説明もしてた
こっちの方が重要だけどね。
みんな射精に食いつくよね。
そして上から見てたら早漏ばっかりだったよ‼︎
はやっ!って

35000人のキャパで34999人が楽しくても1人でも怪我したら俺たちの負けっていった細美さん。
私たち勝てたのかしら?ラジオで教えてくれるかな?

導火線に火をつけて爆発を楽しむようなライブをずっとしていた印象の(あくまでも個人的な見解です)エルレのライブそれでも言い続けてた
無理をしないこと。怪我をしないこと。怪我をさせないこと。
それは昔から変わらない約束事

開演時間の18:30
FM802の大抜卓人さんが出てきて、熱いMCで盛り上げてスタート。


【セットリスト】
01.Breathing
02.Space Sonic
03.Supernova
04.チーズケーキ・ファクトリー
05.Mountain Top
06.Fire Cracker
07.Stereoman
08.風の日
09.The Autumn Song
10.No.13
11.Missing
12.Perfect Summer
13.サンタクロース
14.Sliding Door
15.Salamander
16.ジターバグ
17.虹
18.スターフィッシュ
19.瓶に入れた手紙
20.Make A Wish
21.Strawberry Margarita

-アンコール-
22.Goodbye Los Angeles
23.高架線
24.Pizza Man

-アンコール-
25.金星




メンバーが出てきて心臓の高鳴りが最高潮。

細美さんの「行こうぜ、東京ー!」
久しぶりに聞いたなぁって気持ちと。東京??って気持ちと。

一曲目が鳴った瞬間。
空気が揺れる、アリーナで人が蠢いてるのが見える。

Supernova 活動再開したら一曲目にやるっていってた。毎年9月に律儀に活動再開まではまだかかりそうだと、約束のSupernovaから始まるライブやるからね。ってブログを更新しつづけた10年間を思い出す。
ライブで聞くたびに走り出したくなる。この曲。

チーズケーキファクトリー
アルバムで初めて聞いた時から、ライブで聴きたいと思っていた。Get it Get it Go! SUMMER PARTYって名前から絶対やると思っていたけど、やっぱりライブで聴けて嬉しい。


風の日
昔ラジオでハムスターの話をしてて、俺の中ではハムスターのこと思い出すっていってて。活動再開後のドキュメンタリーでもハムスターのことを話してて、ずっと変わらないんだなって思って聞いてた。

Aメロほとんど歌わせて細美さんが「そうだよな!」って言葉にぎゅっときた。

No.13
きっと帰らない君を13番地でまってるよ。

海賊船だって言ってバックドロップは骸骨だったエルレをずっと待ってたよ。
後ろのモニターにうかぶ海賊船の映像を見ながら思った。

細美さんが
「台風が2つきててそれでも晴れて、舞洲は39度ここは32度だった。
カミさんに神様に守られてるって言われて、ずっと考えてたんだけど、違うんじゃないかな?って思って、俺たちじゃなくてお前たちが守られてるんだよ。だからここから先は迷わずに信じた道をまっすぐ大股で石橋を踏み抜いて歩いていって」

「手ぶらじゃ何だから季節外れだけどプレゼント持ってきたよ」(意訳)で始まった

サンタクロース
向かう時に、真夏だけどサンタクロースとか聴きたいなぁって言ってたので、ひゃぁってなりました。1000個のプレゼントいただきました。
細美さんが「神様ありがとう」って言っててほんと晴れてよかったなぁって改めて噛み締めた。

Sliding Door
サンタクロース以上にひゃあああってなって、あまりの嬉しさにぼーっとしてしまった。
始まった途端、風がやんで音が変わって、神様ありがとうって思った。
(スタンドは風が強くて音も流れがちだった、涼しくて良かったけど)

生形さんのギタープレーが本当に凄くて、引き込まれてぼうだちになってしまった。そこから→ Salamander
この2曲は本当に凄かった(語彙力)

ジターバグ

スターフィッシュ
瓶に入れた手紙
星は全く見えないし
流れないし
星は降らないけど

対岸の街の明かりが星のように輝いていた。
野外のライブだなぁって思いながら。

『どうしても君に会いたいと思った』

Make A Wish
始まった瞬間にアリーナエリアがじわじわと動き出す、いろんなところに幾つかのサークルができる。中央で肩を組んで歌ってるだろう集団がいたりしてついつい顔が綻んでしまう。
モニターを見ながらもう楽しくて楽しくて堪らなくなる。
やばい飛び出したい。

エルレは結構みんな歌うのは、歌いたくなる曲が多いんだよ。

細美さんマイクから一歩下がって聞いてたしハモ歌ってくれたし。
以前ラジオで声出し解禁になった時に「カラオケ行けよとか、お前の歌聞きにきてんじゃねーよとか、そういうのは分かるんだけどまあ許してやってよ」的な感じのことって言ってたなぁ。

Strawberry Margarita
で本編が終わって。
どうしよう終わっちゃうって寂しさに襲われる。

割と早くアンコール

Goodbye Los Angeles
LAでのレコーディングエンジニアのRobbie Hiserがきてて、ライブを見せたかったと言って始まった。

『Till come back to the end of yesterday
To the end of yesterday』

Pizza Man
久しぶりにPepperoni Quattro。

アンコールで再び登場して

「何年前のことかもう忘れちゃったけどELLEGARDENの休止が決まった日に世界が全部崩れ落ちていくような気がしてた。仲良く4人でステージに立ってて学んだことが、人は変われる。
どんなにクズで自分のことが大嫌いなやつも。
昨日のことを振り返るだけで反吐が出るようなやつも。
頑張って生きて変わろうとしろ。その手伝いは俺たちがやる。
いつか、こんな歌歌わなくていい日がくると思う。愛してるお前ら、今日はありがとうございましたまた会おうぜ!」から始まった。

金星
この曲を聴いた大人に「夢見てるんだね、いいね若くて」って言われたって昔MCでいってたなぁって思いだす。

活動休止の後、人の気持ちに疎い自分を変えたかったって言ってた細美さんだからこそ響く言葉があるんだと思う。

本当に最後細美さんマイクと通さずに「ありがとうございました」といって
深く頭を下げて帰っていく。
先に舞台袖近くまで行ってた高橋さんに駆け寄っていって
並んで歩く背中に、また次ライブで会えるような気がした。


そしての花火。
天井があるのでビジョンで見るのみ。
それでもいいんだ今日この日にここにいれただけで満足。

前面のビジョンにエンドロールが流れて「Mountain Top」が流れる
なんとなくみんなが歌う。楽しかったなぁ。
でも思い残すことばっかりだなぁ。
まだまだ聞きたい曲もあるし、新曲もまだまだ聞きたいわ。って思った。

これで楽しみにしてた
Get it Get it Go! SUMMER PARTY
無事終了!

会場内で出会うスタッフさんにありがとー!!って
ハグしたい気持ちを抑えて帰路につきました。



風強かったので、音はやっぱり流れてて
アンコールあたりで風向きが変わったのか低い音が体に響いていきたの、コレコレ!!!ってなった

細美さんのいい笑顔と、高橋さんの優しい眼差しとドラムプレイを見れたので憑き物も落ちました。


アルバムが出てツアーをして、ラジオで4人で話して
あの日からの続きをやってるのかな?

もう思い残すことはない、夢は叶った。

って大きなエンドマークを置かれるんじゃないかって、ずっと怖かった。
そう思うたびに悲しい気持ちになったし、でも仕方ないよねってあきらめる気持ちにもなった。
ラジオでもイケシブのYouTubeでもそんなようなニュアンスで話してたし。
SUMMERPARTYの煽りの動画も「旅の終わりを見に行こう」だったし…

だからこそ。どうしても行きたかった今回。

色々密かに覚悟していたんだけど、直前の舞洲で

「このツアーが俺の中で夏の終わりでもうやらないと決めてて、終わってから『もう俺は老いた、生き様はどうだったか』って問いかけるつもりだった。でも今日の様子を見て、またレコーディングしてもっかいやりてぇと思いました。あと数年間、もがき苦しむと思うからみんなよろしくお願いします!」

っていうMCがあったっていうレポを見て。
覚悟をすべて捨てて見に行きました。


途中で生形さんが
「ELLEGARDENはもう誰にも負けないから無敵だから」って言葉も聞けて
高田さんがしどろもどろながら「またやりましょう」っていって
細美さんが「死ぬまでにもう一回ここでやろう」と言ってくれて。
「戦って戦って戦って、勝っても負けても構わない。その先でまた会いましょう」って言われたので

神様。
本当に前言撤回します。

またELLEGARDENのライブ行きたいです。



長々と書いたけど、またいろいろ思い出したら書き足すかも。
宝箱に入れたこの日の思い出を、何かあるたびに引っ張り出して
撫でたり、握りしめたり、光にあてたりして過ごそうと思います。

映像化されるといいなぁ。









最後に。
いろいろぐだぐだと考えていたのは
行っちゃいけないような気がしたから
私だけがその場にいていいんだろうかって気持ちがずっとあったから。

色々な縁と優しさで一歩踏み出せたので、新たな気持ちで頑張るわ。
やっと受け入れられたような気がしてます。




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