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【LoR】闘争と支配 新カードまとめ&事前評価

おはようございます。
ここ最近、アイオニアが主流の環境でゲームをしたくねえの一心で逃げまわっておりました。STは参加権こそありましたが、使用デッキに悩んでいたらエントリー時間を過ぎていました。心の防衛機構が働いたものだと解釈しております。そんな感じでいいでしょうか。
明日は新カードらしいですね。環境に変化が訪れることを期待しつつ一覧まとめとカード評価。

直近でNoriyuki Moriさんのカードに点数をつけるものではないという記事を読み、一理あると思いましたので、評価は僕の期待感を星で表すという極めてあいまいなものでやらせていただこうかなと。星をつけるのは結局点数化ではないかというツッコミが内なる声から出ましたが、主観的な印象であるというのを強調する意図ということで一つ。

それでは早速行きましょう。

「闘争と支配」

今回は3体の新チャンピオンが追加。ヴァルス、セラフィーン、ヴェインと、ワイルドリフトでもそこそこのTierを誇っていた顔ぶれでなんだか懐かしい。実装されていなかった地域にもダーキン武具が揃ってきました。ダーキンによるルーンテラへの浸食がじわじわと露わになっていく中、世界大会は如何ほどな盛り上がりを見せるでしょうか。
来季はWorlds期間によりシーズントーナメントはお休み。評価もランクマッチを軸に見ていきたい。

【ルーンテラ】

《ヴァルス》★★★


カルティストのスペルの3枚目を使った時だけ、《ヴァルス》を1枚引けます。3枚使うごとにではないので注意。
本体性能はそこまでではなく、チャンピオンスペルがかなり強烈という変わったデザイン。《ヴァルス》を効果で引けるのは1枚だけなのに、《ヴァルス》を2枚引けないとチャンピオンスペルにアクセスできないのがモヤっとするところ。
レベルアップ条件からして本命は《タリック》や《パンテオン》との組み合わせになるでしょうか。ターゴンは弱点が明確な地域だと思っているので《ヴァルス》と組んだ場合対応力のなさがネック。

【バンドルシティ】

《激動する力》★★

バンドルシティの武具っていうと《メガメカパンチャー》なので他地域と組み合わせるのが基本かな。イルーシブ国家アイオニアにもそんなに有用な武具はない。
カルティストデッキは《ヴァルス》を置くまで味方に武具を装備しないデッキになると思うので、《ヴァルス》を引くためのスペルが《ヴァルス》を引くまでバリューを発揮しない、というところに噛み合わないものを感じる。
《命知らずのポロ》に都合良く使われてキレそうなカードだなということで、出力の平均値を見て期待感は控えめ。

《花咲く狂信者》★★

アテューンなので一見《ヴァルス》と親和性がありそうに見えて、《ヴァルス》を軸にしたデッキは《汚れの連鎖》により相手の盤面を破壊しつくしていくものになりそうなところで、お尻の小さいイルーシブというのが方向性の違いを感じます。

《スクラッピーのジャンクガレージ》★

実はメカヨードルには結構な可能性を感じていて、破棄された時に効果を発揮するカードがもう少し欲しいなと思っていたところにドンピシャの新カード。ただしランダムキーワードなので期待値はゼロ。2枚目以降は場を埋めてしまうので引いたら困る。メカヨードルの一番強いと思っているカードは味方全体バフ6マナのカードで、貴重な枠を埋めるランドマークというのもダメ。一瞬星4を付けかけたけど閉店。

【ビルジウォーター】

《終わりなき大波》★★★★

《ツイステッド・フェイト》と相性の良さそうなカードには拒否反応が出てしまう僕です。条件を満たすと2コストということで《慧眼の捜査官》との相性も良かったりします。2コストでバースト2ドローはまぁすごい。ビルジウォーターのダーキンも似た方向のカードなのと、《ピルトーヴァーの流れ技師》も実はヤレそうなカードだったというのも入れて星4つ。

《ブールの狂信者》★

ビルジウォーターが武具を装備できるターンって、実はそんなに早くないと思うので、早期に効果を発揮したい1コストのカードとの相性が懸念。

《魂の試練》★★★★★★★

1コスフォーカス無防備。1コスなので《ゆらゆらクラゲうお》や《サンゴの仲間たち》から手に入ります。フォーカスなので《ナミ》との相性もすさまじく良い。この勢いでナーフ喰らわせてくれ。

《ダーキンの銛》
《イバーロス》★

デカいだけのフィニッシャーがルーンテラで活躍したことってないと思う。《終わりなき大波》が強すぎて仕方なく入りそうではある。武具の方も頭しか上がらなかったり、単体のパワーは極めて控えめ。

【デマーシア】

《ダーキンの大盾》
《ジョラール》★★★★

増加するのが相手のスペルだけなのが良い。尻もタフ込みで4あるので着地狩りもあまり喰らわない。タフ+チャレンジャーの組み合わせもバッチリ。《ケイン》+《ジャーヴァン四世》に使いたい。

《イカシアの伝説》★★★

《ヴェイン》関連のカードがコスト2以下武具を踏み倒すのでこれを使えというデザイン。《イカシアの幻影》は3/2フォロワーなので2コストでフィアサムを守れるのもまぁ及第点。ただ自動装備群に魅力を感じるカードが少ない。光の守り人のメイン武器がへらって嫌だな。


※《ヴェイン》関連はまだ日本語訳がギャラリーに追加されていないので英語のイラストを載せます。日本語で効果を参照したい方はこちらをどうぞ。

《フィッシュファイト》★

スロウの《果し合い》。武具を装備していたら外す代わりに一方ストライク。
《ヴェイン》関連は2コスト以下の武具を付け外ししながら戦うことになるんだけど、《フィッシュファイト》は「外し」の部分を担当するカード。
相手のスペルを無駄打ちさせる形で使いたいカードがスロウなのはあまりにも弱い。《ヴェイン》は2コスト以下の武具が手札にある確率を高めるためにもおそらく《ジャックス》と組むことになって、手札に潤沢に武具があるのでわざわざこれを使う必要はないということになりそう。

《忠実な老犬》★★★★★

味方が力尽きているラウンドはコスト-2。プレイする時2コスト以下の武具を手札から装備。
最大で4コスト踏み倒せる。味方が力尽きる機会の多いデマーシアなので噛み合わせも良好。最悪普通に使っても必要最低限のスタッツ。犬かわいい。

《堅実な角鹿》★★★★

場にいる時に誰かが武具を装備すると1コスト2/2+タフ。
ゲーム中に武具を装備していれば良い他カードよりも条件が厳しめ。どのみちデマーシアに1コスト2/2は必要だし、アグロデッキへの強さと除去耐性を兼ね備えているのも良い。

《呪血のハーピィ》★★★

プレイする時2コスト以下の武具を手札から装備し、武具を装備している時に初めて力尽きると体力を全回復する。装備していた武器は破壊。
少し重たいのが気にはなるが、能力とスカウトの噛み合いを感じる。

《激情のレンジャー騎士》★★★

アタックする時武具を装備している味方にラウンド中+1/+1バフ。
バフをするフォロワーなのに標準スタッツを備えているのが悪くない。このユニットも含めるのも悪くない。《ヴェイン》と《ジャックス》の相性も悪くない。良いと言えないのは、武器を持った味方を並べる難易度が少し高いのかもしれないと思っているから。

《心優しき新入り》★★

召喚時武器を装備中の味方全てにバリアを付与する。
お前も武器持ってこんかい。

《未亡の狩人》★★

プレイする時2コスト以下の武具を手札から装備する。
相手の場の取りたいユニットのためにスタッツを選べるのは悪くないが、4コストでは選択の幅をそんなに用意できなそう。

《パニッシュメント》★★

《ヴェイン》のチャンピオンスペルでもある。味方1体が敵1体をストライクする。ラウンド中に2回以上アタックしていたらコストが1。
条件は軽くないが《ヴェイン》の《タンブル》で満たされる。こういうカードは普通にもまぁ使えるくらいのコストであって欲しくて、6マナがちょっと重すぎる。

《タンブル》★★★

2コスト以下の武具を手札から味方1体に装備させた上で、その味方にフリーアタックさせる。
《ヴェイン》のスタイリッシュ自爆まで再現しててウケる。スカウト持ちの味方に使うことで奮起できるのが良い。似た効果の《決戦場》は相手が消えると効果も消えるがこちらは相手を選ばないので安定感。無料で手に入るスペルとしては満足。

《ヴェイン》★★★

召喚時とラウンド開始時《タンブル》を手札に生成するか、持っている場合そのコストを1下げる。場にいる状態で4回アタックするとレベルアップ。レベルアップ後は持ってくる《タンブル》が0コストになる。
フィニッシャー性能がないのが《ヴェイン》っぽくなくてちょっと残念。《タンブル》やレベルアップ条件からスカウトとも相性が良くて、スカウトの最大パワーは《ミスフォーチュン》と組んだ場合だけど、デマーシア+ビルジウォーターだと、2コスト以下の武具を用意するのがすごく難しそう。

【フレヨルド】

《慈悲なき冷気》★★

他のカードのテキストも見ると、「コピーする」は「もう一度唱える」と見て良さそう。5コストの《吹き荒ぶ嵐》が指定2体凍結なのを考えると、活かせるのは2回使用のところ。《マスター・イー》とフレヨルドを組み合わせたデッキとかになるだろうか。うーん、武具を装備するのが厳しめ。

《アイスヴェールの狂信者》★

フレヨルドの武具関連はダーキンが来たら本番って感じがする。4コストや3コストになったら《ケイン》デッキに入れたい。

《諸部族の守り手》★

面白いコンセプトではあるけど、これ単体だとどうしようもない。

《ひび割れ》★★★★★★

《終わりの静寂》と似たものを感じるヤケクソカード。4コストの《雪崩》はテンポ損するかの駆け引きが生まれたが、2コストなので関係ない。ついでのように武器メタでまた《ケイン》が死んだ。最初から息してないが。

【アイオニア】

《卑小な魂》★★★★

ランドマークも選べる上に武器とアタッチのメタでもある。これだけ付いてフロウも付けてなんとこのお値段なジャパネットカード。普通に使っても悪くないというので高評価。

《ウージューの精霊》★★★★

「召喚時、スペルを1枚引く」の文言だけでなんかヤレそうな気がするのは僕がシャドバに毒されているからでしょうか。テンポを埋めるカードが相手の攻撃の牽制にもなるので良いと思う。

《龍喚びの僧》★★★★★★★

《天なる竜》は7/6/5のイルーシブドラゴン。なんかめちゃくちゃすごいこと言ってますが大丈夫ですか。《マスター・イー》を使ったデッキに明確なフィニッシャーが追加され、《マスター・イー》を守るためのカードでこいつも大体守れるのが良い。

《審美の見届け人》★★★★

プレイ効果がスキルなので、自身がフロウの発動も補助できる。今回フロウ関連が結構良さそうに見えますね。相手のテンポを阻害したいという目的も明確になってきました。

【ノクサス】

《ルーンの従士》★

体力2は欲しかったところ。

《粗暴な交戦》★★

武具メタカードに見えて、武具だけ破壊したい時に味方も死ぬ可能性があるのはネガティブな要素。そうなると《果し合い》の劣化になってしまうのが気になる。ノクサスという地域もケツが小さめ。

《軍団長の重責》★★★

2コストのバーストで確定サーチができるので、夢は無限に広がるカード。サーチしたいカードを引き切った後にも役目があるので手厚い。

【ピルトーヴァー&ゾウン】

《暴虐の不協和音》★★★

単体だけ見るとなにこれって感じですが、今回ピルトーヴァー&ゾウンとフロウを組ませたいカードが中心のようです。その二地域だと《アイオニアの釣り名人》と《ピルトーヴァーの流れ者》が入ってくることで《窮地の選択》もかなりバリューが高く使える、というのが評価点。ただこのカードだけで見るとちょっと弱すぎないかと思うので実際にデッキに入るかは分からない。《セラフィーン》などから手札に入ってくるのがメインに見える。

《雄志の狂信者》★★★★

ラウンド中でもなく新しいスペルを0にする上で標準スタッツを備えている。《セラフィーン》+《マスター・イー》で組んで欲しい意図がひしひしと見えてきますね。

《ゾウンの警備員》★★

こいつはフロウになんら寄与しないのがマイナス。

《ダーキンの竪琴》
《スティラートゥ》★

《スティラートゥ》がアタックできない時の損が気にかかる。武具の方もユニットの生存しやすさとかスペルの打ちやすさには特に貢献しない。

《ドラムソロ》★★★★★★★★

このカードも《マスター・イー》によってコストが下がる可能性があるのが最もヤバイ。《セラフィーン》がコスト2以下のスペルを指定するのにも噛み合う。あんまり踏み倒し過ぎるのもどうかと思う。

《カリスマシンガー》★★★★★

《マスター・イー》と《セラフィーン》を完璧に繋ぐカードの1枚。デザイナーズ性の高すぎるカードがめっちゃ多い気がしますね。コスト2の新しいスペルの不安定感の高さゆえの処置にも思えますが。期待感は高いよね。

《ゾウンのディーヴァ》★

条件が厳しい癖に達成したリターンもそこまで大きいものに感じない。その上条件を達成していないと弱い。

《ファンクラブの会長》★

すごそうに見えますがコスト5のカードに外れ枠がかなり多い。《九つの命》とか《飛刃の嵐》とか《転身の残影》とか《生存術》とか《始動する時》とか。本当に多いな。

《ひらめき》★★

「新しいスペル」は使わないと「古いスペル」にならないので、フリーティングが付いているのがマイナス。

《ヘクステック専門家 エーコン》★★

《ティーモ》があんまり活躍できていないのを見るとこういうカードは強くないんじゃないかなーと思う。

《ハイノート》★★★★

条件達成後のメリットが控えめな代わりに達成前からファストなので十分強い。2コストのスペルに十分強いカードが追加されることに意義がある。《セラフィーン》のチャンピオンスペルでもあるのも嬉しい。

《セラフィーン》★★★★

単体で見た時にレベルアップ後の能力が控えめだったりはするけれど、関連カードがどれもパワー溢れているのでこのカードへの期待感も高まる。これ自体ではなく関連カードに注目するデザインは本家のサポートチャンピオンとして結構良い出来なんじゃないでしょうか。

【シャドウアイル】

《月明かりの渓谷守》★★★

《苗木》で3点までを取りながら場に置けるフィアサム持ちユニット。シャドウバースじゃ最強ですが、ルーンテラなのでアタック権の有無によって強さが変動するのが気になる。

《残響の亡霊》★★

2/2/2のナイトフォールで増える《常闇の住人》とのコンボを意識したカード。あとは《シャークチャリオット》や《解き放たれた亡霊》もなくはないか。ただこいつの置きたいタイミングは相手のフルパワーの発揮されるターンの前後になりそうで、ちょっと遅い感じがある。

《絢爛たるロビー》★

アタックトークンじゃなくてラウンド開始時なら強かった。

【シュリーマ】

《振り子鎌》★

《掘り出し物》は効果がランダムすぎてあんまり使えなかった記憶。

《鮮血の祭壇》★

現状の《ナサス》+《キンドレッド》にこのカードを置く余裕はなさげ。

《墓所の呪い》★★

「2倍のダメージを受ける」は結構すごめのデバフだったような記憶が他のDCGにある。除外が必要な状況って今のところあんまりないかな。武器も一緒に破棄するので一部デッキが台頭したら。

《擬態する妖異》★★

一方的にストライクする効果って地味に強かったりする。エヴォルブはだいぶ徹底的に痛めつけられたテーマなので、活躍できるとはあまり思わない。

【ターゴン】

《全天の護り》★★★★★

《タリック》がこれ唱えて殴ってくるの嫌すぎる。

《ルナリの狂信者》★★

《ジェム》が2枚手に入るので《ダーキンの弓》を最大に使いたいのなら。《ヴァルス》にはあまり期待していないのでこのカードにも期待感はない。

まとめ

そんなこんなで全カード見てきました。どんなもんでしょうか。
星評価案外良いかもですね。何点満点とか決めてない主観評価感が良い。

全体を見た時に強そうなのはフロウ関連で、次点で《ヴェイン》もやれないことはなさそうと、新チャンピオンを使いたい余地があるのも良いですね。

このカードには期待してない、みたいなツマンネーこともいっぱい書きましたが、個人の好みだと思っていただけましたら。

今回速さ重視で書いてみました。分量的にもウダウダ乗せるより読みやすいんじゃないかな。どうかな。

それではそろそろ眠いのでこのへんで。
世界大会にどんなデッキが持ち込まれるのか楽しみですね。

読んで下さり、ありがとうございます。
みなさん良きルーンテラを。

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