―女研修医の別居婚入籍RTA― #2.事前準備編
このnoteは、
夫:都心へのアクセス良好大学病院の入局1年目。地域枠(大学にいなければならない)。
妻:関西のすみっコの市中病院の研修医1年目。地域枠(現住県にいなければならない)。
という、ざっと400kmを隔てた遠距離恋愛カップルが、別居を継続したまま効率的に入籍や医籍変更を進行するためのRTAチャートです。
※筆者はすべての公的書類に旧姓併記を望んでおりません。そちらに関して詳しい情報をお求めの方に対しては、本連載が提供できるものは少ないかもしれません。
①入籍の事前準備
RTA最初のステージは入籍前の準備編です。このステージは大まかに以下の2stepです。
①-1.本籍地と証人を決める
①-2.必要書類を入手する
婚姻届の作成も事前準備にカテゴライズされる作業かとは思いますが、長くなりそうなのでそちらは独立して1記事にしようかと思います。
1.本籍地と証人を決める
婚姻届を書くにあたって決めなければならないことは、夫婦の本籍地をどこに置くかと証人を頼む相手の2点です。有名な話ですが、本籍地は現住所と一致する必要はないので日本中どこでも好きな場所を選べます。東京都千代田区1番、つまり皇居(厳密にはそれ以外の施設も含みますが…)が人気だそうですね。またこれもよく言われる話ですが、婚姻届の証人は成人であれば誰でも、極端な話そこらの通行人であっても大丈夫です。借金の保証人とは違いますので、離婚など夫婦間のイベントが将来あったとしても何らかの責任を負うことはありません。
これらは夫婦で決めることですのでRTAも何もあったもんじゃないんですが、一応アドバイス的なものをしようと思ったら、
候補地が複数あるならば、本籍地はマイナンバーカードを利用したコンビニ交付サービスが充実している自治体を選ぶといい
さらに言うとコンビニ交付サービスは自治体ごとに利用できる時間帯も違うので、できれば候補の中でいちばん便利な場所を選ぶといい
証人2人には本籍地と現住所を記載してもらわなければならないので、事前に伝えて間違いなく書けるよう準備してもらうこと、あと印鑑も要るよ
といった所でしょうか。全国のコンビニで戸籍謄本や住民票などが発行できる交付サービスは、特に別居婚の夫婦には本当に物凄くそれはそれは大変便利ですので、下記リンクで自分の予定している本籍地がどんな書類に対応していて利用可能時間が何時から何時なのか、是非チェックしてみてください。2022年11月現在、東京都港区なんかはかなり好条件です。さすが港区。
わたしは交付できる書類まではチェックしていましたが、まさかコンビニを利用したサービスなのに利用時間が限られているとは思わず、ちょっと対応時間の制限が多めの自治体に本籍を置いてしまいました。この記事が前轍を踏む方を1人でも減らしてくれることを願います。
2.必要書類を入手する
入籍の際に必要な書類は、基本的に
婚姻届
(場合により)戸籍謄本
本人確認書類
です。ただしここは提出先の自治体によって変わってきますので、事前の確認が必須。戸籍謄本については、住民票と異なる自治体に婚姻届を提出する場合に必要と言われることがほとんどかと思います。遠距離別居婚の場合、少なくとも夫婦の片方は別自治体に住民票があるでしょうから、ほぼ確で必要になってきます。戸籍謄本の取り寄せ、結構面倒なので早めに入手しておくことをオススメします。
わたし達は「コンビニ交付に対応してる自治体だからいつでも出せるわヘラヘラ」って余裕こいてたらマイナンバーカードを利用した戸籍謄本の発行には事前利用登録なるものが必要で実際に発行できるようになるのは数日後らしいとわかり大慌て……ということもありましたので、しつこいようですが早めの入手が安全です。これまた誰かの他山の石となれば幸いです。
①のまとめ
本記事の内容をまとめると、
可能な限り、本籍地はコンビニ交付サービスの充実度で決めるといい
婚姻届提出時の必要書類は提出先自治体のwebページなどで調べておく
戸籍謄本は早めに入手しておくといい
といったところです。言われてみれば当たり前のことしか書いていない気がしますがやたら冗長になり申し訳ありません。次稿は婚姻届の詳細な書き方についての予定ですのでよろしくお願いします。
読者様御侍史 お忙しいところ大変恐縮ではございますが今後は貴院にてサポートいただければ幸甚に存じます。 嫁拝