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今気になっている本6冊(🇯🇵/🇬🇧)

🇯🇵 和書

「悪い私」はいない

内的家族システム(IFS)/パーツワークの良さについてより理解を深めたい人にオススメの本!待望の『No Bad Parts: Healing Trauma & Restoring Wholeness with the Internal Family Systems Model』日本語版!

英語版をオーディブルで持っているけど、実際のリアルセッションだったり、ワーク、そしてIFSについての説明が入っていて。本当All in one (全てがこの本の中に集約されている)って感じの本ですね!

4月には翻訳者であり、IFSのオフィシャルトレーニングを受けられた先生方が開催される読書会もあるみたいでとても楽しみです!

リチャード・シュワルツ (著), 後藤 ゆうこ (翻訳), 佐久間 智子 (翻訳), 後藤 剛 (翻訳) 2024/3/20
英語版:

愛着トラウマケアガイド: 共感と承認を超えて

Xでみかけて読みたいなと思った本。愛着はこれまで何度も学んできたけど、結構苦手なトピックなのでこの本で理解を深めることができたらなって思っています!

岩壁 茂 (著), 工藤 由佳 (著) 2024/3/7

当事者としての治療者―差別と支配への恐れと欲望

海外のセミナーに参加すると、「トラウマセラピストとして人を助ける道を選んだこと自体、アナタが当事者なんだよね」的な言い方を講義の中でされていらっしゃる先生に出会うことがあります。日本の臨床フィールドがどうなっているのかは分からないけど、これが本という形になっていることが少し嬉しい気がします。

IFSでも、治療者・ガイド役としてファシリテーションしている時に、必ず自分のパーツはどう反応しているのかチェックしてくださいと言われます。トラウマは過去が過去になっておらず、今現在のように感じられる側面があります。そして、治療者も人間なので、もしクライアントさんの言動に活性化されてしまうことがあったとしたら、それは、その治療者の過去が過去になっていない部分に気づく良いきっかけになります。

富樫 公一 (著) 2021/4/3

🇬🇧 洋書

To Be Loved: A Story of Truth, Trauma, and Transformation

敬愛する精神科医、臨床心理士、トラウマスペシャリスト、IFSシニアトレーナーのフランク・アンダーソン先生の自伝。先日開催されたWrite to heal 講座の中でも一部紹介されていました。

この本が、トラウマ回復に対する希望。今トラウマで苦しんでいる人に未来への可能性を知ってもらうきっかけになって欲しいと思い形にされたそうです。

これまで、アンダーソン先生のセミナーは沢山参加してきて、毎回例として小出しで先生の回復軌跡を聞いてきたのですが、この本で先生が週5回のセラピーで癒さないといけなかった傷つき、そしてそこからどうやって回復していったのかを知れたらと思うと今から楽しみです。

Frank G. Anderson, 2024/5/7

It's Not You: How to Identify and Heal from NARCISSISTIC People

まだ日本語で Narcissistic abuse / ナルシシスティックな虐待(?)(一応 自己愛性、自己中心性的な虐待? という言葉はそれまで一般的ではなく、私自身も初めてこの概念を知ったがのIAOTRCでトラウマについて学んでから。

この言葉を知って、約4年経つけど、今一つ全体像が見えてこない感じがしています。ただ、この言葉と例を知った時に感じた、日本では一般化され過ぎてしまっている、お受験戦争、子どもの学歴/就職先等がまるで親自身の評価だと誤認して子どもを追い詰めるような接し方をしてしまっているケースも実はNarcissistic abuseという衝撃は今でも忘れることができません。

PESIの講座でDurvasula先生が凄くわかりやすく Narcissistic abuseを扱っていったらいいのか説明されていらっしゃったので楽しみです!

Ramani Durvasula, 2024/2/20

An Autobiography of Trauma: A Healing Journey

ソマティック エクスペリエンス(SE)の創始者ピーター・ラヴィーン先生の自伝本。先生が交通事故にあった際に身体がちゃんと震えれたことでこの経験が身体にトラウマとして蓄積されない!と安堵されたお話は何度もセミナーでお聞きしたことがあったのですが、その他に一体どんなトラウマがあったのだろうか?そしてトラウマからどうやって回復していったのかというお話がとっても気になります!

Peter A. Levine, 2024/4/2

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