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音の幻像 Prologue


はじめに

 2023年こばやしゆうと連続企画の第二弾、『音の幻像』までもう一週間を切りました。チケット売上に目標を設定しているので、こうして記事を書いてる今も焦りや不安で胸のあたりが重く感じます。

 前回の『指板と鍵盤』はタイトルからも読み取れるピアノとギターの対バンイベントしたが、今回の『音の幻像』は「どういうイベントなの?」と聞かれることが少なくありません。タイトルの意味を説明するのに僕のことを話さなくていけないので、実際に対面してお話した方にも100%経緯やコンセプトを伝えきれていません。今回はnoteで出演者紹介も兼ねて少しずつお話させていただければと思います。

僕の見てきた景色

 最初にお伝えしなければいけないことは、僕には「音が色や形、視覚的なイメージとして見えていた」ということです。専門的な言葉をかりるなら“共感覚”、その中でも“色聴”に近いものだったと思います。

 ネッ友がシンガーソングライターとして活動をはじめたということもあり、彼女のライブを観るために訪れたライブハウス。ただそれだけで終わるはずだった場所、そこでの出会いが僕の人生を変えたと断言できます。文字通り、「世界が色づく瞬間」を見たんです。

 ステージに立ち、ギターを抱え歌う目の前の人を中心に、壁をつたってその人の色が展開していくんです。あの日のことは今も鮮明に覚えていますし、出演者の名前もトリのミュージシャンが6弦ぶった切ったハプニングも全て覚えています。ライブハウスに足を運ぶようになったのはその色づく音を浴びに行きたかったからというのも大きな理由の一つでもありました。

 ライブハウスに通うにつれ、色以上に明確なイメージを纏った人たちとも出会いました。太陽のような光と生命力に溢れた歌を歌う人、ブラックホールのように超重力的な求心力のある歌を歌う人、森林の中に流れる風のような神秘性のある爽やかな歌を歌う人など……他とは一線も二線も画する力に溢れた音楽は今でも僕の中で最終到達点、目標として心に刻まれています。

音の幻像

 ここまで語れば、察しのつく方がほとんどでしょう。『音の幻像』とはこうした“色以上の明確なイメージを纏った人たち”を集めたイベントになります。この日は僕自身が、音を視覚的なイメージで捉えているのだと自覚したときからいつかやってみたいなと思っていたイベントになります。(その時はまさか自分もアーティストとしてステージに立つとは思っていませんでしたが……)

 客としてライブハウスに通っていたというのは、いろんなところで話してきましたが、実際みなさんが引くほど通ってたと思います。半年で少なくとも50公演は観に行っていた(当時のカレンダー遡って数えました)ので、週2回ほど神戸から大阪まで通っていたことになります。今でこそシンガーソングライターとして活動してますが、今以上にライブハウスに行ってますね。単純計算で200組ほどのアーティストと客時代に、活動を始めてからもだいたい同じくらいのアーティストさんと出会っているのでトータルして僕は少なくとも400組以上のアーティストに出会っています。その中でもこの『音の幻像』を纏ったアーティストはほんの一握りです。実力も僕とは段違いなので、なかなかにブッキングも難航しました。そんな中、実力不足の僕からのオファーも快諾していただいた4人のアーティストと共にみなさんをお迎え致します!(本当に共演できるのが嬉しい!反面、みんなうますぎて自分の出番までが既に怖い!!)

 あくまで僕から見た出演者の幻像になりますが、一人一人の音楽を9/2(土)までに少しずつ記事にしてご紹介させていただければと思います。

イベント詳細

9月2日(土)@下北沢DY CUBE
こばやしゆうと連続企画
ワンマンまでの道 中編
『音の幻像』

出演
こばやしゆうと
カナザワマナブ
天邑
うたうたいの翠
uiuni

開場 18:30 / 開演 19:00
予約 ¥3,000 / 当日 ¥3,500 ※+1D ¥600
配信 ¥2,000

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