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家族で湘南移住記#16/必要なのは、お金でも知識でもなく、「覚悟」だった。

都内某所、築18年の分譲マンションに住んでいます。
2022年より、心が喜ぶ暮らしを求め、移住を決意!
家族がいても移住ってできる?
そんな壁を乗り越えようと、絶賛奮闘中。

さて、夏に家族で湘南tripに行き、移住に向けてその気になった我が家。
あとは動き出すだけ!というところまできました。
が、なかなか動きだせない。。


いざとなると、二の足を踏む。

実際に動き出す必要が出てきた時に、「ホントに大丈夫かな?」と不安になっちゃうのが私の特性であります。。

都合よく、「いい物件があったら買っちゃおう!」みたいなことができたらいいのですが、我が家の場合、まずはこの家を売却しないと、先に進めない。

ここがやはり最初の大きな決断。
この街には愛着もないし、住んでいる家だってこだわりはない。

なのに離れがたくなっている。

ここで、「持ち家」ということに、安心感を感じている自分に気が付いてしまいました。
賃貸で住むことだって全然あり、なはずなのに、
この家を手放す不安、、、
新たないい物件が見つからなかったら???という不安。
果たしてお金は大丈夫?
そして、子どもたちは新しい土地になじめるのだろうか?
私だって、新しい土地で心地よい関係を築けるのだろうか?
単に、イメージ先行で、実際住むのって違うよね、、いい事ばかりではないはずで。

流れに任せておけば、必ずや巡り合わせがくる!と日々信じているはずなのだけど、確かなものを求めてしまう。
世の中、確かなものなんて何があるんだ?

まずは「手放す」。

そんな私に喝を入れるような言葉に出会う。
「手放すものが大きければ大きいほど、
 得られるものは大きい」

というもの。

そう、例えば、、、
仕事を辞めたい、と思いつつ、なかなかやめられない。
いい仕事があったら、すぐにでも辞めて転職するのになー。
そんな風に思っている内は、
いい仕事なんて舞い込んでこないのだ。

やはり、覚悟を決めてまず辞める。
そうすると景色が変わる、意識が変わる、
それにより、新しい風が舞い込んでくるもの。

なのでまずは手放す

片づけサービスを提供していて、そのことは重々わかっているはずなのに。
そこには「覚悟」が足りていないことがはっきりしました。

そうして悶々と日々を過ごすこと、2か月。
時間が解決してくれるわけではありませんでした。

それでも、湘南に通い続ける。

そんな中、月イチ湘南tripは続けていて、自分の気持ちを確認する、大切な時間になりました。

やはり、行きたくなる場所

8月は知り合いのイベントに娘と参加。
お料理がとっても得意な方が、食材から調味料まで、厳選されたものを使ってのお食事会。

湘南の野菜を使った体に優しいランチ

ここでも、「この辺りに住みたいんですよね~」なんて会話を交わす。
「ゆうさん、すっかり湘南感でてますよ~」
なんて言われて、嬉しかったり。
そして、湘南エリアに住んでいる方が多数いたので、リアルな様子も聞けてよかった!
動くことってホントに大切、なんて思う。


9月は、所属しているオンラインサロンのリアルイベントに参加。
自分にまっすぐ生きている方が多い、このコミュニティ。
身を置く場所によって、自分は変われる、を感じる。

最近聞いた話によると、
「自分自身は身の回りの人5人の平均」
らしい。
つまり、身近な人5人を見回してみて、自分はその人たちとほぼ同じカテゴリーであるということ。
確かに、、、学生の時、仲間内でずば抜けて頭のいい人もいなかったし、だからと言って全く勉強しない人もいなかった。
それは私がうっすら思っていた、
「頭悪くなりたくない、そこそこ勉強する中の上」
をキープする姿が、みんな近いのだな、、、と妙に納得。
(このたとえ、伝わる?)

なので、身を置く場所が変わり、周りの人5人が変われば自分も変わるということ。

自分への問い、、、その答えは。

話は脱線しましたが、刺激を受ける日々と過ごすうちに、モヤモヤ迷っている自分に聞くのです。

「じゃあ、ずっとここにいるの?」

と。

答えは明らかにNOでした。
結局は、やるか、やらないか。
やらなかったら、「このまま」なわけで。

そしてさらに、ある人の言葉を耳にします。
「迷ったとき、メリットデメリットあったりするけど、あえて選択肢を減らし、2択にする。
行くの?行かないの?のどっちかでしょ?」
と。

生きているうちに、自分で決められることってどれだけあるんだろ。
日々、小さな選択はあるけれども、人生を変える選択ってそれほど巡ってはこない。(日々の選択が人生を変えるんだけどね)
ここで大きな決断をしなかったら後悔するだろうな、という思いがぐっと湧いてきたのです。

そこでやっと「覚悟」を持つことになりました。

行くの?
行かないの?

そりゃ、行くでしょう。

移住に向けて具体的な打ち合わせへ。

2022年9月後半、かつてから相談していた、ワンストップのリノベ会社と、具体的な打ち合わせの場を持つことになりました。
これまたステキなスペース。
外苑前というあまりご縁がないエリアの散策も楽しい。
娘も一緒で、初の原宿を体験。

ステキなお店にも立ち寄る

最近の不動産事情や、具体的なお金の話、新しい物件の見つけ方、などなど相談させていただきました。

「では、売却はどうされます?」

売却は、売主の意向が強く反映される説明をうけます。
✓ 金額は売主が決められる。
  1億円で売りたい、といえば1億円の物件として売り出すこともできる
✓ いつでも売却を取り下げられる
など。

一旦、売りに出すと、動向も見えるのでいいのでは?とのアドバイスもいただく。

ん~と迷っていると、夫が、
「動かないと何も始まらないんですよね?」
と。

そうだ。
まだ何も始まっていないのだ。

私が悶々と考え、妄想しているだけで、事は何も動いていなかった。

ここでやっと動き出す覚悟をし、始まりの予感を感じたのでした。

つづく。

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